Reports for WinForms
主な特長

Reports for WinForms を使用して、カスタマイズしたレビューやレポートを作成します。C1Report および C1PrintDocument コンポーネントのさまざまな機能や、6つのビジュアルプレビューコントロールを活用できます。

C1Report の機能

C1Report コントロールは、以下の機能を備えています。

  • レポートデザイナアプリケーション
    コードを記述することなく、レポート定義ファイルをすばやく作成、編集、プレビュー、ロード、および保存します。
  • レポートウィザード
    レポートデザイナのウィザードに示された手順に従って、新しいレポートを簡単に作成できます。C1Report ウィザードを使用してレポートを作成するのに、専門知識は必要ありません。最初から最後までを5つの簡単な手順で苦もなく新しいレポートを作成できます。C1Report ウィザードのガイドに従って各手順を実行して、レポートのデータソース、レポートフィールド、レイアウトを選択できます。
  • バンドレポートモデル
    レポートはグループ、セクション、およびフィールドに基づくバンドレポートモデルを使用します。バンドレポートモデルにより、高度に構成されたレポートレイアウトが可能です。
  • 30 種類以上の組み込みレポートテンプレート
    強化されたレポートデザイナアプリケーションは現在、34 種類のレポートテンプレートを備えています。[C1Report ウィザード]でレポートテーマを選択するだけで、プロフェッショナルなスタイルのレポートが得られます。コーディングは不要です。色彩豊かなレポートが1回のクリックだけで完成です。
  • Microsoft Access と Crystal Reports の互換性
    Reports は、Microsoft Access と Crystal Reports に見られる機能をサポートします。ボタンのクリック1つで、C1ReportDesigner を使用して Access レポートファイル(MDB)と Crystal レポートファイル(RPT)をインポートします。
  • 柔軟なデータバインディング
    レポート定義で接続文字列と SQL ステートメントを指定すると、Reports はデータを自動的にロードします。オプションで、XML ファイル、カスタムコレクション、およびその他のデータソースを使用します。
  • パラメータによるデータの追加/制限
    Reports は、パラメータ化されたクエリーを含むことができるため、ユーザーは、レンダリング前に、レポートに含める必要があるデータを追加/制限することで、レポートをカスタマイズできます。レポートフィールドの値の指定、データのフィルタリング、ソートとグループ化の制御など、多くの操作が可能です。レポートのパラメータを使用し、必要なデータのみを表示します。
  • 複数のレポートを1つに結合
    Reports は任意のレベルにネストされたレポート(サブレポート)を含むことができます。メインレポートを使用して詳細情報を表示し、サブレポートを使用して各グループの先頭に概要データを表示できます。
  • VBScript 式
    Reports は埋め込みの VBScript イベントハンドラを組み込んで、それらを内蔵型にできます。レポートのレンダリング時に、値に応じたフィールドの書式設定、ページ数の更新、データがないセクションの非表示化などを行います。
  • 書式設定、グループ化、フィルタリング、ソートなどの制御
    集計式(合計、最大、平均など)用の式を含む VBScript 式を使用して、レポートのコンテンツを取得、計算、表示、グループ化、フィルタリング、ソート、パラメータ化、および書式設定を行います。
  • グラフフィールド
    グラフをレポートに埋め込んで、数値データをグラフで表示します。Report の[グラフ]フィールドは、C1Chart コントロールを使用して実装され、複数のデータ系列を表示できます。サポートされたグラフタイプには、横棒、面、散布図、円、折れ線、および縦棒が含まれます。
  • 集計グラフ機能
    希望の aggregate 関数を使用し、同じカテゴリ(ValueX)を持つデータ値(ValueY)を自動的に集計するグラフを作成します。グラフフィールドの Aggregateプロパティは、同じカテゴリを持つ値をグラフ内の単一ポイントに集計する方法をグラフに通知します。これは、任意の共通集計関数(合計、平均、カウント、最大、最小、標準偏差、および分散)をデータ上で実行するように設定できます。
  • エクスポート形式
    レポートをプリンタまたはプレビューコントロールに直接出力するか、レポートをさまざまな移植可能な形式(Excel(XLS、XLSX)、PDF、HTML、Rich Text、および圧縮メタファイル)にエクスポートします。
  • 自動レポート作成
    C1ReportsScheduler を使用してレポートの作成を自動化できます。C1ReportsSchedulerは、レポートの作成がバックグラウンドで実行されるようにスケジュールするスタンドアロンアプリケーションです。C1ReportsSchedulerアプリケーションを使用して、エクスポートまたは印刷するレポート、レポートのエクスポート先の形式、およびレポート作成のスケジュールや頻度を選択できます。

C1PrintDocument の機能

C1PrintDocument コントロールは、以下の機能を備えています。

  • 強力なドキュメント指向オブジェクトモデル
    C1PrintDocument  コンポーネントは、強力な自動レイアウト、書式設定、およびページネーションコントロール機能を持つ、柔軟な階層ドキュメントオブジェクトモデルを提供します。このため、手動によるレイアウトの計算、改ページの挿入などを行う必要はありません。

  • 豊富な書式設定オプション
    複数のフォント、テキストの色と背景色、テキストの位置合わせ(下付き、上付き)、インライン画像、各種テキスト配置(テキストの両端揃えを含む)などを含むテキストの段落のサポートによりドキュメントの外観を制御します。

  • 強力な Excel スタイルのテーブル
    テーブル要素をグループ化し、グループにスタイルを適用し、行と列のヘッダーなどを変更します。テーブルは、論理的に無限の列数と行数を持つ Excel スタイルのオブジェクトモデルをサポートします。単にテーブル要素にアクセスし、それを初期化します。このため、現在のテーブルサイズの指定を気にする必要はありません。

  • ドキュメント要素の強力なサイズ変更と配置
    ドキュメント要素のサイズと位置は、絶対値、他の要素のサイズと位置に対する相対値、または絶対値と相対値を組み合わせた単純な式として指定することができます。たとえば、親要素または現在のページ幅の比率として要素の幅を指定します。

  • TOC と用語索引の自動生成
    C1PrintDocument は、目次(TOC)とアルファベット順の用語索引の自動生成をサポートしています。出力形式に応じて、TOC と索引の両方のリンクがクリック可能で、ユーザーは参照ページに移動できます。

  • ハイパーリンクの追加
    ハイパーリンク、リンク先などを追加して、ドキュメントをインタラクティブにします。どのドキュメント要素も、ハイパーリンク、またはハイパーリンクのジャンプ先を指定できます。

  • データバインディングサポート
    ドキュメントは、完全にコードで作成するか、または強力かつ柔軟なデータバインディングモデルを使用してデータベースにバインドできます。

  • レポート定義のインポート
    C1PrintDocument を、レポート定義の作成、カスタマイズ、ロード、および保存のための機能豊富なオブジェクトモデルを公開する強力な C1Report コンポーネントと組み合わせます。C1PrintDocument コンポーネントでレポート定義を素早くインポートおよび生成できます。

  • SQL Server Reporting Services
    レポート定義言語(RDL)は、SQL Server Reporting Services で一般に使用されるレポート作成スキームです。C1PrintDocument により、SSRS 定義ファイル(.rdl)をインポートできます。結果は、インポートされたレポートのデータバインドしたドキュメント表現となります。

  • エクスポート形式
    複数のエクスポート形式オプションにより、ドキュメントの保存と共有が簡単になります。ドキュメントを、PDF(Adobe Portable Document Format)、Excel(XLS と XLSX)、Word(RTF と DOCX)、HTML、および複数の画像形式にエクスポートします。

  • Adobe Acroform の作成
    ドキュメントは、インタラクティブな(エンドユーザーが入力する)フォームを含むことができます。テキストボックス、リストボックス、ドロップダウンリスト、チェック、ラジオ、およびプッシュボタンを C1PrintDocument に追加します。これらのコントロールは、C1PrintPreviewControl(「印刷プレビュー」を参照)内に表示されるとインタラクティブになります。また、これらのドキュメントを Adobe Acroform にもエクスポートできます

  • エクスポートした PDF 表示の制御
    エクスポートした PDF ファイルを Adobe Acrobat で表示する方法を制御できます。たとえば、ページの表示方法(一度に1ページを表示、または2ページを列に表示するなど)、およびさまざまな要素の表示形式(サムネイル画像またはドキュメントのアウトラインビューの表示など)を設定します。

  • 小さいファイルサイズ用の C1DX ファイル形式
    C1PrintDocument オブジェクトの新しい OPC ベースのファイル形式である C1D OpenXML(C1DX)は、Microsoft Open Packaging Conventions に準拠し、Microsoft Office 2007 OpenXML 形式に似ています。組み込み圧縮によって、生成されるファイルのサイズが小さくなります。現在の Preview for WinForms C1D 形式も、下位互換用に完全にサポートされています。

  • 複数ページのレイアウト
    さまざまな用紙サイズ、ページ設定、列数、ページヘッダーなどに対応する複数のページレイアウトを事前定義し、単一のプロパティを設定して実行時に選択できます。

  • 複数の大容量ドキュメントの結合
    C1MultiDocument を使用し、複数の C1PrintDocument を結合すると、共有のページ番号、共通の TOC、用語索引、ページカウント、およびドキュメント間のハイパーリンクを持つ1つの完全な連続したドキュメントとして表示されます。これにより、メモリ制限のため単一の C1PrintDocument オブジェクトで処理できない大容量ドキュメントを作成およびエクスポートできます。

  • 階層スタイル
    階層スタイルは、アンビエントまたは非スタイル属性のインテリジェントなサポートにより、すべてのドキュメント要素の外観を制御します。個別フォント属性(太字やフォントサイズなど)、テーブルのグリッド線などを指定します。

  • GDI+ テキストの表示
    1つのプロパティを設定し、GDI+ テキスト API を使用してテキストを表示できます。GDI+ テキスト表示したテキストは、Microsoft Office 2007 のテキストのように表示され、XPS でのデフォルトのテキストレイアウトに一致します。

  • True Type Font の埋め込み
    ドキュメントのプレビューまたは印刷に使用するシステムに、使用するフォントがインストールされていない場合でも、システム上でテキストが正しく表示されるようにフォントを埋め込みます。

  • ディクショナリのサポート
    リソース(ドキュメント全体に使用される画像など)をドキュメントのディクショナリに格納し、スペースと時間を節約します。

印刷プレビュー機能

Reports for WinForms の印刷プレビューコントロールの機能には、以下のものが含まれます。

  • フル機能のプレビューコントロール
    統合された C1PrintPreviewControlC1PrintPreviewDialogコントロールは、細かい設定をせずにそのまま使えるサムネイルとアウトラインビュー、テキスト検索と定義済みツールバーを含む、すぐ使える、フル機能の UI を提供します。
  • レポートのプレビュー
    ReportsReports for WinForms に簡単に統合して、プレビュー、書式設定、印刷、およびエクスポート機能をレポートに追加できます。C1PrintPreviewControl または C1PreviewPane の Document を各自のレポーティングコントロールに設定するだけで完了です。
  • PrintDocument 機能
    C1PrintDocument コンポーネントに加えて、プレビューコントロールは、標準 .NET PrintDocument コンポーネントをロードおよび表示し、外部形式(PDF など)にエクスポートすることもできます。アプリケーションを簡単に変換します。
  • サムネイル表示
    Reports には、レンダリングされたドキュメント内のすべてのページに組み込みのサムネイル表示が用意されています。サムネイル表示により、任意のページへ素早くナビゲートできます。サムネイルはページの作成時にオンザフライで生成されるため、すべてのページが表示を完了していない場合にもサムネイルを即座に取得できます。サムネイル表示を自動的に表示するには、個別のC1PreviewThumbnailView コントロールを使用してそれを C1PreviewPane にアタッチするか、すべて内蔵した C1PrintPreviewControlを使用するだけです。
  • インタラクティブなドキュメントの再フロー
    エンドユーザーは、実行時にドキュメントをインタラクティブに変更することができます(ページの余白または向きの変更など)。その結果、ドキュメントは変更に応じて自動的に再フローされます。
  • テキスト検索
    実行時に追加のコーディングなしにテキスト検索を実行します。C1PrintPreviewControl には、組み込みのテキスト検索パネルが用意されています。検索結果は、ページ番号と見つかった位置へのリンクを含みます。
  • 複数の組み込みツールバーセット
    複数のプリセットツールバー画像コレクションから選択するか、独自のものを選択します。C1PrintPreviewControl には、Adobe、XP、Classic Windows、および Macオペレーティングシステムに対応するテーマが用意されています。
  • ズームツール
    Reports は、Microsoft Word に見られる多種多様なズームオプションをサポートします。定義済みのビューには、実サイズ、ページ幅、テキスト幅、およびページ全体が含まれます。また、パーセントを使用して特定のズーム値を定義することもできます。C1PrintPreviewControlは、ズームインとズームアウトツールも備えており、ユーザーはページ上のズームイン/アウトする場所を指定できます。
  • C1PrintDocument 機能サポート
    すべてのプレビューコントロールが、ハイパーリンクやアウトラインなどの C1PrintDocument コンポーネントの機能をサポートします。
  • コード不要の開発
    Reports には、フローティングツールバーによる ComponentOne SmartDesignerR 技術を含む、広範なデザイン時サポートが含まれており、コードを記述することなく、プレビューウィンドウを簡単にカスタマイズできます。
  • 柔軟なモジュール形式の設計
    個別の専用コントロール(プレビューペイン、サムネイルとアウトラインビュー、およびテキスト検索パネル)を使用して、ドキュメントビューをカスタマイズできます。Reports コントロールを Ribbon for WinForms などの他の ComponentOne for WinForms コントロールと組み合わせて、任意の UI に合ったカスタムプレビューウィンドウを作成します。
  • ローカライズ
    デザイン時に、異なるカルチャのすべてのエンドユーザーの視覚的文字列のローカライズしたバージョンを作成し、実行時に言語を切り替えることができます。

C1ReportDesigner の機能

C1ReportDesigner アプリケーションは、以下の機能を備えています。

  • 簡単にアクセス可能
    C1ReportDesigner はスタンドアロンアプリケーションですが、Visual Studio 内からこれを簡単に起動してナビゲートできます。C1Report コンポーネントのスマートタグで、[レポートの編集]を選択すると、C1ReportDesigner アプリケーションが開きます。
  • 新しいレポートの作成
    C1Report ウィザード]を使用し、新しいレポートを素早く簡単に作成します。レポートを作成するには、以下を実行するだけです。
    1. 新しいレポートのデータソースを選択します。
    2. レポートに含めるフィールドを選択します。
    3. 新しいレポートのレイアウト、スタイル、およびタイトルを設定します。
  • 既存のレポートのインポート
    既存のレポートを受け取って ComponentOne Reports に変える能力は、C1ReportDesigner の最も強力な機能の1つです。既存のレポート定義を Microsoft Access ファイル(.mdb と .adp)または Crystal Reports(.rpt)からインポートします。
  • レポートの設計と変更
    Access スタイルの WYSIWYG デザイン面により、レポートの設計が簡単で直観的になります。レポートフィールドをツールバーからレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。バンド領域は、ヘッダー、ボディ、およびフッターなどのレポートの各領域をマークします。すべてのフィールド関連のプロパティをアプリケーション本体で直接設定します。プロパティウィンドウからカスタムの VBScript コードを記述することもできます。
  • レポートのエクスポート
    レポートをサポートされた任意のファイル形式(HTML、PDF、RTF、XLS、XLSX、TIF、TXT、または ZIP)に直接エクスポートします。
  • レポート定義の保存と配布
    作成またはインポートしたレポートは、XML ベースのレポート定義ファイルに保存できます。C1Report コンポーネントによって定義ファイルを公開されるアプリケーションにパッケージし、レポートをエンドユーザーに配布します。C1ReportDesigner アプリケーション本体を配布またはカスタマイズするには、Reports for .NET Designer Edition を使用する必要があります。

C1ReportsScheduler の機能

C1ReportsScheduler アプリケーションには、次の機能があります。

  • ComponentOne レポートの生成とエクスポート
    C1ReportsScheduler は、Reports for WinForms に付属するスタンドアロンのスケジュールアプリケーションです。設定したスケジュールに基づいてバックグラウンドで ComponentOne レポートを生成およびエクスポートすることができます。
  • バックグラウンドでの実行とスケジュールの制御
    C1ReportsScheduler アプリケーションは、フロントエンドと Windows サービスという相互にやり取りする2つの部分で構成されます。Windows サービスはバックグラウンドで実行され、指定されたタスクをスケジュールに基づいて実行します。フロントエンドは、タスクリストの表示または編集、スケジュールの開始または停止、およびサービスの制御を行います。フロントエンドは、サービスのインストールと設定には使用されますが、サービスの実行には必要ありません。
  • 多様な形式へのエクスポート
    ComponentOne レポートは、多様な形式(PDF、リッチテキスト、Open XML Word、Excel、HTML、メタファイル、画像など)にエクスポートできます。
  • 4つの簡単な手順でレポート出力をスケジュール可能
    レポート出力をスケジュールするには、次の手順を実行するだけです。
    1. マシンから任意の数の C1Report 定義ファイル(.xml)を選択します。
    2. [タスクアクション]ペインで、レポートごとに、エクスポートや印刷などのアクションをいくつでも選択します。
    3. レポートごとに、1回または定期的なスケジュールを設定します。
    4. [開始]をクリックして、バックグラウンドサービスを開始します。レポートは、スケジュールされた時間に指定された出力形式で生成されます。
  • 完全なソースの提供
    ビルド済みのアプリケーションとサービスを「そのまま」エンドユーザーに提供することも、ニーズに応じて UI や機能を変更することもできます。C1ReportsScheduler の完全なソースコードがサンプルとして提供されています。
  • C1ReportsScheduler Windows サービス
    フロントエンドアプリケーションは常に実行されているとは限らないため、スケジュールされた時間にレポートが生成されるように、C1ReportsScheduler Windows サービスが提供されています。このサービスは、フロントエンドアプリケーションを使用して、簡単にマシンにインストールしたり、マシンからアンインストールできます。C1ReportsSchedulerを初めて実行する際に、このサービスをインストールするかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。フロントエンドアプリケーションが常に実行されている場合、このサービスをインストールする必要はありません。

C1MultiDocument の機能

C1MultiDocument コンポーネントは、以下の機能を備えています。

  • 大容量ドキュメントの処理
    C1MultiDocument は、それ以外の場合はメモリ制限のため作成/エクスポート/印刷できない可能性がある大容量ドキュメントを処理できます。
  • 複数のドキュメントの結合
    圧縮と一時ディスクストレージの使用により、C1MultiDocument は複数の C1PrintDocument オブジェクトを、全ページが単一の C1PrintDocument に属している場合はメモリ不足状態が発生する可能性がある1つの大容量のマルチドキュメントに結合できます。

C1RdlReport の機能

C1RdlReport コンポーネントは、以下の機能を備えています。

  • 完全な RDL オブジェクトモデルの公開
    C1RdlReport コンポーネントは、最新の RDL 2008 specificationに基づく完全な RDL オブジェクトモデルを公開します。これにより、既存のレポートを変更するか、さらには、新しい RDL レポートをコードで完全に作成できます。これは Microsoft Reporting Services だけではできません。
  • 任意のデータソースからの RDL レポートの生成
    データソースとして SQL サーバーデータを使用するだけに制約されません。C1RdlReport は、Access データベースなどの任意のデータソースを使用して RDL レポートを生成できます。
  • 外部依存関係が不要
    C1RdlReport
    は、Microsoft Reporting Services サーバーの必要性などの外部依存関係を使用せずに、内蔵型の RDL レポートソリューションを提供します。
  • C1Reports とのシームレスな統合
    C1RdlReport
    は、ComponentOne Reports スイート全体とのシームレスな統合を提供します。C1RdlReportC1PrintPreviewControl と共に使用し、レポートのプレビュー、書式設定、印刷、エクスポート機能を提供します。
  • RDL オブジェクトおよびプロパティへのサポート
    C1RdlReport は、サブレポート、パラメータ、ハイパーリンク、グラフ、形状、画像、テキストボックスなど、一般的な Microsoft レポート機能の大部分をサポートします。

C1RdlReport の機能

C1ReportDesigner コントロールには、次の機能があります。

  • アプリケーションへのデザイナの緊密な統合
    独自にカスタマイズしたレポートデザイナを記述することにより、デザイナアプリケーションを別個に実行するのではなく、アプリケーションにデザイナを緊密に統合することができます。エンドユーザーが使用できるデータソースや、レポートに追加できるフィールドの種類をカスタマイズできます。たとえば、アプリケーションによって定義されたカスタムデータソースオブジェクトを使用できます。
  • エンドユーザーへのカスタム株式レポート定義の提供
    独自にカスタマイズしたレポートデザイナを使用すると、アプリケーションのスコープ内で意味を持つ株式レポート定義のメニューを提供できます。エンドユーザーは、このメニューを Microsoft Outlook の印刷オプションのように使用して、各株式レポートのさまざまな側面をカスタマイズできます。
  • 実行時の無償配布
    無制限の数のクライアントにアプリケーションを柔軟に展開できるようにするために、C1ReportDesignerアプリケーションを実行時に無償で配布できるようになりました。開発者は、エンドユーザー向けレポートデザイナを含む強力な統合レポートソリューションを簡単に作成、カスタマイズ、および展開し、それらをロイヤルティに縛られることなく配布することができます。
  • C1ReportDesigner アプリケーションの完全なソースコード
    デザイナエディションには、ComponentOne Reports for .WinForms Designer Edition に含まれる C1ReportDesigner アプリケーションの完全なソースコードが付属しています。完全なソースコードを使用して、デザイナアプリケーションをカスタマイズしたり、それを独自のアプリケーションに統合することもできます。
  • 使いやすい C1ReportDesigner コンポーネント
    C1ReportDesigner コンポーネントは、レポートを設計モードで表示して、ユーザーがレポートのフィールドやセクションをドラッグ、コピー、サイズ変更できるようにします。このコンポーネントには、無制限の元に戻す/やり直しスタックに加えて、Microsoft Visual Studio .NET に付属する PropertyGrid コントロールと組み合わせて使用できるように設計された選択メカニズムも用意されています。