Reports for WinForms
条件付き書式の追加

場合によっては、表すデータに応じてフィールドの外観を変更したい場合があります。たとえば、株の高値や安値の項目を強調表示したい場合です。これはスクリプトで行うことができます。

これを行うには、以下の手順を実行します。

  1. C1ReportDesigner を開きます。C1ReportDesigner へのアクセス方法の詳細については、Visual Studio からの C1Report デザイナへのアクセスを参照してください。
  2. 新しいレポートを作成する か、既存のレポートを開きます。C1ReportDesigner アプリケーションでレポートを準備したら、レポートのプロパティを変更できます。
  3. 印刷プレビューを閉じるボタンをクリックし、レポートの編集を開始します。
  4. デザインモードで、プロパティウィンドウの明細(このセクションに条件付き書式の追加先フィールドがあるため)を選択します。
  5. OnFormatプロパティを指定し、その横にある空のフィールドをクリックした後、〈...〉ボタンをクリックします。
  6. VBScript エディタが表示されます。次の VBScript 式をコードエディタに入力します。
    ' VBScript: Detail.OnFormat
    If UnitsInStock + UnitsOnOrder < ReorderLevel And _
       Discontinued = False Then
      Detail.BackColor = rgb(255,190,190)
    Else
      Detail.BackColor = vbWhite
    Endif
    

    このスクリプトは、UnitsInStockUnitsOnOrderReorderLevel、および Discontinued の各フィールドの値に応じて、明細セクションの BackColorプロパティを変更します。

完全なレポートについては、ComponentOne Samples フォルダで入手可能な CommonTasks.xml レポート定義ファイルのレポート「16: Conditional Formatting」を参照してください。