Reports for WinForms
バーコードシンボル
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バーコードシンボルは、文字データをバーコードの太いバー、細いバー、およびスペースから成るパターンに変換するために使用されるエンコードスキームを指定します。Report for WinForms で使用されるバーコードシンボルを次の表に示します。

スタイル名 説明
Ansi39

 

ANSI 3 of 9(Code 39)は、大文字、数字、- , * $ / + % を使用します。これがデフォルトのバーコードスタイルです。
Ansi39x ANSI Extended 3 of 9(Extended Code 39)は、ASCII 文字セット全体を使用します。
Codabar Codabar は、A B C D + - : . / $ および数字を使用します。
Code_128_A Code 128 A は、制御文字、数字、句読点、大文字を使用します。
Code_128_B Code 128 B は、数字、句読点、大文字、小文字を使用します。
Code_128_C Code 128 C は数字だけを使用します。
Code_128auto Code 128 Auto は、ASCII 文字セット全体を使用します。最小のバーコードになるように、Code 128 A、B、および C から 1 つが自動的に選択されます。
Code_2_of_5 Code 2 of 5 は数字だけを使用します。
Code93 Code 93 は、大文字、数字、% $ * / , + - を使用します。
Code25intlv Interleaved 2 of 5 は数字だけを使用します。
Code39 Code 39 は、大文字、数字、% * $ /. , - + を使用します。
Code39x Extended Code 39 は、ASCII 文字セット全体を使用します。
Code49 Code 49 は、各段 8 文字の 2 〜 8 段から成る 2 次元高密度スタック型バーコードです。各段には、スタートコードとストップコードが含まれます。ASCII 文字セット全体をエンコードします。
Code93x Extended Code 93 は、ASCII 文字セット全体を使用します。
DataMatrix Data Matrix は、正方形または長方形のマトリックスパターンに並べられた正方形モジュールから成る 2 次元高密度バーコードです。
EAN_13 EAN-13 は、数字(12 個の数字とチェックデジット)だけを使用します。12 個の数字だけを文字列として受け取ってチェックデジット(CheckSum)を計算し、それを 13 番目の位置に追加します。チェックデジットは、バーコードが正しくスキャンされたかどうかを検証するために使用される追加の桁です。チェックデジットは、CheckSum プロパティが true に設定されると自動的に追加されます。
EAN8 EAN-8 は、数字(7 個の数字とチェックデジット)だけを使用します。
EAN128FNC1 EAN-128 は、運送業で梱包物を識別するためのアプリケーション識別子(AI)データの 1 次元英数字表現です。

このタイプのバーコードには、以下のセクションが含まれています。

  • 先頭のクワイエットゾーン(空白領域)
  • Code 128 のスタート文字
  • スキャナに EAN-128 バーコードであることを識別させる FNC(ファンクション)1 文字
  • データ(AI + データフィールド)
  • シンボルチェック文字(「スタートコード値 + 各文字位置と各文字値の積」を 103 で除算。この剰余値がチェックサム)。
  • ストップ文字
  • 末尾のクワイエットゾーン(空白領域)

データセクションの AI は、後に続くデータのタイプ(ID、日付、数量、計量単位など)を設定します。データのタイプごとに固有のデータ構造があります。この AI があることが、EAN-128 コードが Code 128 と異なる点です。

1 つのバーコードで複数の AI(およびそのデータ)を組み合わせることができます。

EAN128FNC1 は UCC/EAN-128(EAN128)バーコードタイプの 1 つで、任意の場所に FNC1 文字を挿入したり、バーサイズを調整することができるなど、UCC/EAN-128 にはない機能をサポートしています。

FNC1 文字を挿入するには、実行時に Text プロパティに "\n"(C# の場合)または "vbLf"(VB の場合)を設定します。

IntelligentMail Intelligent Mail(以前の 4-State Customer Barcode)は、米国内の郵便に使用される 65 本のバーコードです。
JapanesePostal これは、日本の郵便制度で使用されるバーコードです。18 桁の英数字をエンコードします。これには、7 桁の郵便番号の後に、必要に応じて番地や部屋番号などの情報が含まれます。エンコードするデータにはハイフンを含めることができます。
Matrix_2_of_5 Matrix 2 of 5 は、3 本の黒バーと 2 本の白バーから成る比較的高密度のバーコードです。
MicroPDF417

MicroPDF417 は、PDF417 から派生された 2 次元多段バーコードです。Micro-PDF417 は、データをできる限り小さなサイズの 2 次元シンボル(最大 150 バイト、英数字 250 文字、数字 366 桁)にエンコードする必要があるアプリケーション用に設計されています。

MicroPDF417 では、可変長のアプリケーション識別子(AI)のフィールド区切り文字として FNC1 文字を挿入することができます。

FNC1 文字を挿入するには、実行時に Text プロパティに "\n"(C# の場合)または "vbLf"(VB の場合)を設定します。

MSI MSI Code は数字だけを使用します。
Pdf417 Pdf417 は、よく使用されている 2 次元高密度バーコードです。最大 1,108 バイトの情報をエンコードできます。このバーコードは、小さなバーコードを積み重ねて構成されます。ASCII 文字セット全体をエンコードします。10 のエラー修正レベルと 3 つのデータコンパクションモード(Text、Byte、および Numeric)があります。このバーコードシンボルは、英数字で最大 1,850 文字、数字で最大 2,710 桁をエンコードできます。
PostNet PostNet は、数字とチェックデジットを使用します。
QRCode QRCode は、英数字やバイトデータに加えて、日本語の漢字やかな文字も扱うことができる 2 次元バーコードです。このバーコードは最大 7,366 文字をエンコードできます。
RM4SCC Royal Mail RM4SCC は、文字と数字(チェックデジット付き)だけを使用します。これは、イギリスのロイヤルメールで使用されるバーコードです。
RSS14 RSS14 は、全方向型 POS スキャンに EAN.UCC 品目識別を使用する 14 桁の省スペースシンボル(Reduced Space Symbology:RSS)です。
RSS14Stacked RSS14Stacked は、RSS14Truncated と同様にインジケータデジットを含む EAN.UCC 情報を使用しますが、幅が狭い場合、2 段に積み重ねられます。
RSS14Stacked では合成オプションを設定できます。[タイプ]ドロップダウンリストからバーコードのタイプを選択し、[値]フィールドで合成バーコードの値を指定できます。
RSS14StackedOmnidirectional RSS14StackedOmnidirectional は、RSS14 と同様に全方向型スキャンを含む EAN.UCC 情報を使用しますが、幅が狭い場合、2 段に積み重ねられます。
RSS14Truncated RSS14Truncated は、RSS14 と同様に EAN.UCC 情報を使用しますが、POS でスキャンされない小さな品目に使用するために、0 または 1 のインジケータデジットを含みます。
RSSExpanded

RSSExpanded は、RSS14 と同様に EAN.UCC 情報を使用しますが、重量や賞味期限などの AI 要素を追加します。

RSSExpanded では、可変長のアプリケーション識別子(AI)のフィールド区切り文字として FNC1 文字を挿入することができます。

FNC1 文字を挿入するには、実行時に Text プロパティに "\n"(C# の場合)または "vbLf"(VB の場合)を設定します。

RSSExpandedStacked

RSSExpandedStacked は、RSSExpanded と同様に AI 要素を含む EAN.UCC 情報を使用しますが、幅が狭い場合、2 段に積み重ねられます。

RSSExpandedStacked では、可変長のアプリケーション識別子(AI)のフィールド区切り文字として FNC1 文字を挿入することができます。

FNC1 文字を挿入するには、実行時に Text プロパティに "\n"(C# の場合)または "vbLf"(VB の場合)を設定します。

RSSLimited RSS Limited は、RSS14 と同様に EAN.UCC 情報を使用しますが、POS でスキャンされない小さな品目に使用するために、0 または 1 のインジケータデジットを含みます。
RSSLimited では合成オプションを設定できます。[タイプ]ドロップダウンリストからバーコードのタイプを選択し、[値]フィールドで合成バーコードの値を指定できます。
UCCEAN128 UCC/EAN ?128 は、ASCII 文字セット全体を使用します。HIBC アプリケーションで使用される特殊な Code 128 です。
UPC_A UPC-A は、数字(11 個の数字とチェックデジット)だけを使用します。
UPC_E0 UPC-E0 は数字だけを使用します。Zero Suppression の UPC シンボルに使用されます。Caption プロパティには、6 桁の UPC-E コードまたは完全な 11 桁(必須のコードタイプ 0 を含む)の UPC-A コードを入力する必要があります。11 桁のコードが入力された場合、バーコードコントロールは、可能であればそれを 6 桁の UPC-E コードに変換します。11 桁のコードを 6 桁のコードに変換できない場合は、何も表示されません。
UPC_E1 UPC-E1 は数字だけを使用します。主に小売業界で在庫ラベルに使用されます。UPC-E1 の入力文字列の長さは数字 6 個です。

バーコードフィールドは、プロパティウィンドウで BarCode プロパティを使用することで、C1ReportDesigner に直接挿入できます。Barcode を使用して、バーコードフィールドのバーコードのタイプを設定することもできます。

以下のバーコードは、FNC1 文字をサポートしています。