FlexChart for WinForms
FlexChart デザイナ
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メモ: この機能は、FlexChart for WinForms .NET 5 Core にはまだ含まれていませんが、将来のリリースで追加される可能性があります。

チャートデザイナは、エンドユーザーがチャートプロパティの変更を視覚化しながらチャートをカスタマイズできるようにする実行時のデザイナです。このようなデザイナは、エンドユーザーが実行時に必要に応じてチャートをカスタマイズできるようなダッシュボードデザイナなどのアプリケーションでたいへん便利です。

FlexChart Designer はコンパクトで応答性の高いデザイナで、実行時にチャート要素がクリックされると表示されます。これは、チャートデータヘッダーフッター凡例X 軸Y 軸データラベルなどに関連するさまざまな設定を変更するためのユーザーインタフェースを提供します。

実行時チャートデザイナ 

ユーザーがチャート上にマウスポインタを置くと、プロット領域、X 軸、Y 軸、凡例、ヘッダー、フッターなどのチャート要素が強調表示されます。これらの要素のいずれかが初めてクリックされると、チャートデザイナが表示され、該当するチャート要素のプロパティリストが表示されます。デザイナに表示されるこのプロパティリストは、チャート領域で選択される要素に応じて常に変化します。また、デザイナの左上隅にあるドロップダウンメニューから目的のチャート要素を選択することもできます。次の表で、FlexChart Designer のドロップダウンメニューで提供されるこれらのオプションについて説明します。

ドロップダウンオプション 説明
チャート チャートの外観に関連する BackColorForeColorPlotColorFontStacking などのプロパティを表示します。また、実行時にチャートタイプを任意の基本チャートに変更できる ChartType プロパティも提供します。円グラフ、ツリーマップ、サンバーストチャートなどのチャートの場合、このプロパティは表示されません。
データ チャートのすべてのデータフィールドを表示します。ウィンドウの右側にある X 軸セクションと Y 軸セクションにデータフィールドをドラッグアンドドロップするだけで、データを連結できます。このオプションを使用して、複数の系列または複数の円グラフを簡単に作成できます。
ヘッダー チャートのヘッダーをカスタマイズできます。このオプションを使用すると、ContentColorFontBorderBorderFill などのプロパティを使用して、ヘッダーのコンテンツを追加、削除、編集、またはスタイル設定できます。
フッター チャートのフッターをカスタマイズできます。このオプションを使用すると、ContentColorFontBorderBorderFill などのプロパティを使用して、フッターのコンテンツを追加、削除、編集、またはスタイル設定できます。
凡例 チャートの凡例関連の設定を指定できます。TitlePositionForeColorFont などのプロパティを使用して、チャートの凡例の表示/非表示を選択したり、スタイルを設定することができます。
X 軸 チャートの X 軸に関連する TitleLabelsLabelAngleMinMaxMajorTicks などのプロパティを表示します。円グラフ、ツリーマップ、サンバーストチャートなどのチャートの場合、このオプションはドロップダウンメニューリストに表示されません。
Y 軸 チャートの Y 軸に関連する TitleLabelsLabelAngleMinMaxMajorTicks などのプロパティを表示します。円グラフ、ツリーマップ、サンバーストチャートなどのチャートの場合、このオプションはドロップダウンメニューリストに表示されません。
データラベル チャートのデータポイント値を表示/非表示、配置、またはスタイル設定できます。デザイナによって提供されるデータラベル関連のプロパティには、ContentColorFontConnecting LinePosition などがあります。

FlexChart Designer の呼び出し

FlexChart の FlexChart Designer は、C1.Win.FlexChart.Designer アセンブリの C1.Win.Chart.Designer 名前空間によって提供される ChartDesigner クラスによって表されます。ChartDesigner クラスのインスタンスを作成し、この ChartDesigner コンストラクタに FlexChart コントロールをパラメータとして渡すことで、特定の FlexChart のデザイナを簡単に呼び出すことができます。

private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
    FlexChart chart = new FlexChart() { BindingX = "Country", DataSource = SampleData.GetCountryData(), Dock = DockStyle.Fill };
    chart.Series.Add(new Series() { Name = "Sales", Binding = "Sales" });
    chart.Series.Add(new Series() { Name = "Expenses", Binding = "Expenses" });
    chart.ChartType = C1.Chart.ChartType.Column;
    var designer = new ChartDesigner(chart);
    this.Controls.Add(chart);
}
Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles MyBase.Load
    Dim chart As FlexChart = New FlexChart With {
    .BindingX = "Country",
    .DataSource = SampleData.GetCountryData,
    .Dock = DockStyle.Fill
}
    chart.Series.Add(New Series With {
    .Name = "Sales",
    .Binding = "Sales"
})
    chart.Series.Add(New Series With {
    .Name = "Expenses",
    .Binding = "Expenses"
})
    chart.ChartType = C1.Chart.ChartType.Column
    Dim designer = New ChartDesigner(chart)
End Sub
FlexChart Designer のソースコードは、ChartDesigner という名前の製品サンプルとして用意されており、これをアプリケーションの要件に応じてカスタマイズできます。ComponentOneC1ControlPanel.exe を使用して WinForms Edition をインストールする際にサンプルをインストールした場合、ChartDesigner サンプルは、システムの \Documents\ComponentOne Samples\WinForms\v4.5.2\C1FlexChart\CS\ChartDesigner にあります。
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