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バブル
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バブルチャートは、基本的に散布図グラフの 1 つのタイプですが、多次元データのグラフィカル表現に使用されます。各ポイントの付加的なデータ値をポイントのサイズを変えて表示します。チャートタイプは、データポイントをバブル(データマーカー)の形式で表現し、その X 座標と Y 座標が 2 つのデータ値で決定され、サイズが 3 番目の変数の値を示します。

2003 年に設立された XYZ という会社があるとします。XYZ 社の人事部は、2003 年から 2015 年までの同社の成長を示す分析報告書を作成する必要があります。この分析で考慮するパラメータは、各年の平均社員数と年間利益です。

各 X 値に 2 つのデータ値(Y 値)を表す必要があるため、この分析報告書にはバブルチャートを使用できます。このチャートの縦軸で各年の社員数を表示し、バブルのサイズでその年の収益を表します。

サンプルデータテーブル

従業員数 年間収入(1000 $)
2003 18 50
2004 20 55
2005 41 80
2006 64 100
2007 82 130
2008 105 160
2009 120 200
2010 65 105
2011 67 106
2012 63 100
2013 61 110
2014 79 115
2015 82 120

バブルチャート

 

上のチャートは、2003 年から 2015 年までの XYZ 社の成長を示しています。

次のコードは、このサンプルの実装です。

' データテーブルを作成します
Dim dt As New DataTable("XYZ会社,2003年-2015年")

' データテーブルに列を追加します
dt.Columns.Add("年", GetType(Integer))
dt.Columns.Add("従業員数", GetType(Integer))
dt.Columns.Add("年間収入", GetType(Integer))

' データテーブルに行を追加します
dt.Rows.Add(2003, 18, 50)
dt.Rows.Add(2004, 20, 55)
dt.Rows.Add(2005, 41, 80)
dt.Rows.Add(2006, 64, 100)
dt.Rows.Add(2007, 82, 130)
dt.Rows.Add(2008, 105, 160)
dt.Rows.Add(2009, 120, 200)
dt.Rows.Add(2010, 65, 105)
dt.Rows.Add(2011, 67, 106)
dt.Rows.Add(2012, 63, 100)
dt.Rows.Add(2013, 61, 110)
dt.Rows.Add(2014, 79, 115)
dt.Rows.Add(2015, 82, 120)

' データ系列コレクションをクリアします
FlexChart1.Series.Clear()

' データ系列を作成します              
Dim series1 As New C1.Win.Chart.Series()

' データ系列コレクションにデータ系列を追加します
FlexChart1.Series.Add(series1)

' チャートのデータソースを指定します
FlexChart1.DataSource = dt

' X軸およびY軸を結合します
series1.BindingX = "年"
series1.Binding = "従業員数,年間収入"

' チャートタイプをバブルチャートに設定します
FlexChart1.ChartType = C1.Chart.ChartType.Bubble
// データテーブルを作成します
DataTable dt = new DataTable("XYZ会社,2003年-2015年");

// データテーブルに列を追加します
dt.Columns.Add("年", typeof(int));
dt.Columns.Add("従業員数", typeof(int));
dt.Columns.Add("年間収入", typeof(int));

// データテーブルに行を追加します
dt.Rows.Add(2003, 18, 50);
dt.Rows.Add(2004, 20, 55);
dt.Rows.Add(2005, 41, 80);
dt.Rows.Add(2006, 64, 100);
dt.Rows.Add(2007, 82, 130);
dt.Rows.Add(2008, 105, 160);
dt.Rows.Add(2009, 120, 200);
dt.Rows.Add(2010, 65, 105);
dt.Rows.Add(2011, 67, 106);
dt.Rows.Add(2012, 63, 100);
dt.Rows.Add(2013, 61, 110);
dt.Rows.Add(2014, 79, 115);
dt.Rows.Add(2015, 82, 120);

// データ系列コレクションをクリアします
flexChart1.Series.Clear();

// データ系列を作成します              
C1.Win.Chart.Series series1 = new C1.Win.Chart.Series();

// データ系列コレクションにデータ系列を追加します
flexChart1.Series.Add(series1);

// チャートのデータソースを指定します
flexChart1.DataSource = dt;

// X軸およびY軸を結合します
series1.BindingX = "年";
series1.Binding = "従業員数,年間収入";

// チャートタイプをバブルに設定します
flexChart1.ChartType = C1.Chart.ChartType.Bubble;