DrawString(String,Font,Brush,RectangleF,Int32,StringFormat) メソッド

指定された System.Drawing.StringFormatオブジェクトの書式設定属性を使用して、指定されたテキスト文字列を指定された四角形内に指定された System.Drawing.Brushオブジェクトと System.Drawing.Fontオブジェクトで描画します。

シンタックス

Visual Basic
C#

'宣言
 
Public Overloads Function DrawString( _
   ByVal text As System.String, _
   ByVal font As System.Drawing.Font, _
   ByVal brush As System.Drawing.Brush, _
   ByVal rc As System.Drawing.RectangleF, _
   ByVal firstChar As System.Integer, _
   ByVal sf As System.Drawing.StringFormat _
) As System.Integer

public System.int DrawString( 
   System.string text,
   System.Drawing.Font font,
   System.Drawing.Brush brush,
   System.Drawing.RectangleF rc,
   System.int firstChar,
   System.Drawing.StringFormat sf
)

パラメータ

text: 描画する文字列。
font: 描画する文字列の外観やサイズを定義する System.Drawing.Fontオブジェクト。
brush: 描画する文字列の色を定義する System.Drawing.Brushオブジェクト。
rc: 描画する文字列の位置をページの左上隅からのポイント数で指定する System.Drawing.RectangleF構造体。
firstChar: 描画される最初の文字のインデックス。
sf: 描画する文字列に適用される書式設定属性を指定する System.Drawing.StringFormatオブジェクト。

戻り値の型

指定された四角形に収まらないために出力されなかった最初の文字のインデックス。

解説

sfには、書式設定オプションを指定するプロパティが含まれます。Alignment プロパティを使用して水平方向の配置を指定し、LineAlignment プロパティを使用して垂直方向の配置を指定します。

FormatFlags プロパティを使用して切り詰めと折り返しを指定します。

テキストを垂直方向に描画するには、DirectionVertical を使用します。このフラグを単独で使用すると、テキストが四角形の下から上に描画されます。DirectionRightToLeft フラグと組み合わせると、テキストが四角形の上から下に描画されます。

DrawString メソッドは、出力四角形に収まらないために出力されなかった最初の文字のインデックスを返します。この値を使用して、テキストを次のページに、またはページ内の次のフレームに連続的に配置できます。

使用例

次のコードは長い文字列を複数のページに描画します。出力を続行する位置を決定するために、 DrawString メソッドの戻り値を使用します。

// 複数のページにまたがる文字列を描画します
for (int start = 0; start < int.MaxValue;)
{
  // 四角形に収まるだけの文字列を描画します
  start = _c1pdf.DrawString(text, font, Brushes.Black, rcPage, start);
  
  // 次のページに移動します
  _c1pdf.NewPage();
}

参照

C1PdfDocument クラス
 C1PdfDocument メンバ
 オーバーロード一覧