XLSheet オブジェクトにはセルも含まれています。セルには、行インデックスと列インデックスを取るインデクサを使用してアクセスできます。セルは、セル値とスタイルを持つ XLCell オブジェクトで表されます。
行と列の場合と同様に、セルインデクサもシートを自動的に拡張します。たとえば、次のように記述したとします。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
コードのコピー
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Dim cell As XLCell = sheet(10, 10) |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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XLCell cell = sheet[10,10]; |
シートに含まれる行と列の数がそれぞれ 11 未満の場合は、いくつかの行と列が追加され、有効な XLCell オブジェクトが返されます。
シートは自動的に拡張されるため、このインデクサが null 参照を返すことはありません。シートに特定のセルが存在するかどうかを確認したいが、不要なセルを作成しないようにするには、インデクサの代わりにシートの XLSheet.GetCell メソッドを使用します。
XLCell オブジェクトには、セルのコンテンツを格納する XLCell.Value プロパティがあります。このプロパティは object 型で、文字列、数値、ブール値、DateTime、または null オブジェクトを格納できます。その他の型のオブジェクトは、Excel ファイルに保存できません。
また、XLCell オブジェクトには、セルの外観を定義する XLCell.Style プロパティがあります。Style プロパティを null に設定した場合、セルはデフォルトのスタイルで表示されます。それ以外の場合は、このプロパティにセルの外観(フォント、配置、色、書式設定など)を定義する XLStyle オブジェクトを設定する必要があります。