ComponentOne Studio TrueChart for ASP.NET (C1WebChart2D) ヘルプ
UnitMajor と対数軸
C1Chart の使い方 > ChartArea および PlotArea オブジェクトの概要 > > 軸の対数スケール > UnitMajor と対数軸

対数の軸目盛の場合、UnitMajor が各サイクルの底の値の係数として、対数の底の各サイクル内の注釈の間隔に関するヒントを提供します。すなわち、(UnitMajor * 底のサイクル値) は、各サイクル内の注釈値のインクリメントにほぼ同じです。対数の底が整数値の場合、結果は通常、正確な値です。浮動小数点値の場合、注釈は線形スケールと同様、適切な数値に丸められます。

UnitMajor と対数軸の詳細

多くの場合、対数スケールを使用するとき、グラフ軸の範囲は対数の底の複数のサイクルにまたがります。この場合、特定のサイクルに適切だった値が前または次のサイクルにはほとんど意味がないため、UnitMajor の通常の線形指定は意味がありません。UnitMajor 設定を有効にするには、対数の底の各サイクルに相対的な値に対応する必要があります。

これで対処できない場合、以下の軸に使用できる単一の固定したインクリメント値を検討します。


上記の理由により、対数軸の場合、グラフでは UnitMajor が各サイクルの底の値の分数を指定することが前提されます。以下の例を検討します。


それぞれの場合の底のサイクル値は1です。サイクルごとに、次の注釈値 = 前の数値 + (サイクルの底の値 * UnitMajor) です。UnitMajor の最大値は LogarithmicBase です。UnitMajor の自動的な値は常に LogarithmicBase です。

すべての注釈値が計算されるとき、数値を相対的に読み取りやすくするために、適切な丸めアルゴリズムが適用されます。この動作は多少奇妙に見えますが、任意の対数の底に対応しようとすると同時に読み取りやすい注釈の数値を得ようとした結果です。

たとえば、上記のプロットは対数の底が 10 の値ですが、対数の底が2、対数の底が x などの自然対数も考えられます。