PowerTools ActiveReports for .NET 9.0J
スクリプト
ActiveReportsでは、.vbまたは.csファイルを使用せずに、スクリプトを使用してレポートに機能を追加できます。スクリプトのコードは、RPX(xml)ファイルに保存したレポートに格納できます。この機能により、.vbファイルや.csファイルを必要としない、スタンドアロンのレポートを作成できます。 RPXファイルに保存されたスクリプトは後からレポートをロードした時に実行され、デザイナを使用せずに直接ビューワコントロールにレポートを表示できます。RPXファイルにスクリプトを格納することは、配布されたレポートを、リコンパイルせずに更新されることを可能にします。

[スクリプト]エディタ

[スクリプト]エディタにアクセスするには、デザイナ面の下の[スクリプト]タブをクリックします。スクリプトタブでは、[オブジェクト]と[イベント]の2つのドロップダウンがあります。

[スクリプト]エディタのイベントにスクリプトを追加できます。イベントを選択すると、[スクリプト]エディタはイベント処理メソッドを作成します。

レポートのScriptLanguageプロパティを使用し、使用したいスクリプト言語を選択できます。

スクリプト言語を選択する

また、Scriptプロパティを使用し、実行時にスクリプトを追加できます。

注意: RPXファイルは任意のテキストエディタで表示できるため、プロジェクトに接続文字列などの機密情報を追加するには AddCodeメソッドまたはAddNamedItemメソッドを使用する必要があります。

スクリプトに関する重要な概念

スクリプトとコードで指定するイベント処理メソッドの違い

スクリプトとコードでは、イベント処理メソッドに異なる構文が使用されます。コードではPrivate修飾子が使用され、スクリプトエディタではPublic修飾子が使用されます。

次の例は、ReportStartイベントをコードとスクリプトエディタで指定する方法を示します。

Visual Basicのスクリプトとコードの例:

C#のスクリプトとコードの例:

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