GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
RichTextBoxコントロールへのファイルのロード
ActiveReportsユーザーガイド > 基本操作 > セクションレポートの基本操作 > レポートコントロールの操作 > RichTextBoxコントロールへのファイルのロード

セクション形式のレイアウトでは、実行時とデザイン時にRTF形式のファイルをRichTextBoxコントロールにロードすることができます。

以下の手順は、Visual Studioのプロジェクトにセクションレポート(コード)のテンプレートを追加し、Detailセクション上にRichTextBoxコントロールが配置されていることを前提にしています。詳細については、「クイックスタート」を参照してください。

コントロールにロードするRTFファイルを作成する

  1. Wordpadを開いて、以下のテキストを張り付けます。

    都道府県一覧

    福岡県

    • 筑前町
    • 志賀島
    • 博多湾

    京都府

    • 山科区
    • 中京区

    大阪府

    • 大阪城北詰
    • 梅田

    東京都

    • 渋谷
    • 秋葉原
  2. ファイル名をsample.rtfに変更し、プロジェクト配下のbin\debugフォルダに保存します。
メモ: RichTextBoxコントロールでは、Microsoft Wordでサポートされているような高度なRTFの機能が制限されているため、WordPadの使用を推奨します。

設計時にRTFファイルをロードする

  1. デザイナ面上にRichTextBoxコントロールを配置します。
  2. RichTextBoxを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウの下部にあるコマンドから[ファイルを開く]リンクをクリックします。コマンドの詳細については、「[プロパティ]ウィンドウ」を参照してください。 
  3. [開く]ダイアログで、*.RTFファイル(例 sample.rtf)を選択し、[開く]ボタンをクリックすることで、ファイルをRichTextBoxにロードします。

実行時にRTFファイルをロードする

次の手順は、RTFファイル(例 sample.rtf)がプロジェクト配下のbin\debugフォルダに配置されていることを前提にしています。

  1. レポートを右クリックし、[コードの表示]を選択します。
  2. Imports(Visual Basic)またはusing(C#)ステートメントをコードの先頭に追加し、GrapeCity.ActiveReports.SectionReportModel名前空間を参照します。
  3. レポートのDetailセクションをダブルクリックし、Detail_Formatイベントのイベント処理メソッドを作成します。
  4. ハンドラに以下のコードを追加し、RTFファイルをRichTextBoxコントロールにロードします。

    Visual Basic

    Visual Basicコード(Detail1_Formatイベント内に貼り付けます)
    コードのコピー
    Dim streamRTF As New System.IO.FileStream(System.Windows.Forms.Application.StartupPath + "\sample.rtf", System.IO.FileMode.Open)
    Me.RichTextBox1.Load(streamRTF, RichTextType.Rtf)

    C#

    C#コード(detail_Formatイベント内に貼り付けます)
    コードのコピー
    System.IO.FileStream streamRTF = new System.IO.FileStream(System.Windows.Forms.Application.StartupPath + \\sample.rtf, 
    System.IO.FileMode.Open);
    this.richTextBox1.Load(streamRTF, RichTextType.Rtf);
     
    
メモ: Application.Startupで指定されたパスはプレビューでは動作しません。ファイルをロードするには、プロジェクトを実行する必要があります。
関連トピック