GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
レイヤーの使用
ActiveReportsユーザーガイド > 基本操作 > ページレポート/RDLレポートの基本操作 > レポートコントロールの操作 > Mapの操作 > レイヤーの操作 > レイヤーの使用

マップは、Mapコントロール上にデータを表示するレイヤーのコレクションです。詳細については、「Map(Professional)」を参照してください。

このトピックでは、レイヤーを追加および削除する方法とレイヤーの順序を変更する方法について説明します。また、マップレイヤーの要素にインタラクティブなナビゲーション機能を追加する方法も示します。

マップレイヤーを追加する

デザイナ面からマップレイヤーを追加する

  1. Visual Studioのツールボックスから、Map(Professional)コントロールをデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。
  2. [マップテンプレートの選択]ウィザードが表示されたら、マップテンプレートを選択します。
  3. マップをクリックすると、マップペインが表示されます。
  4. [右クリックして新しいレイヤーを追加します。]というラベルが付いたセクションを右クリックし、使用するマップレイヤーを選択します。

LayerDesignerコレクションエディターを使用してマップレイヤーを追加する

  1. Visual Studioのツールボックスから、Mapコントロールをデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。
  2. [マップテンプレートの選択]ウィザードが表示されたら、マップテンプレートを選択します。
  3. Mapコントロールを選択した状態で[プロパティ]ウィンドウへ移動し、Layers(コレクション)プロパティをクリックしてから、表示された省略記号ボタン<...>をクリックします。
  4. [LayerDesignerコレクションエディター]が表示されたら、[追加]ボタンの横の矢印をクリックして使用可能なレイヤーのリストを表示し、使用するマップレイヤーを選択します。

マップレイヤーを削除する

デザイナ面からマップレイヤーを削除する

  1. デザイナ面上でマップをクリックすると、レイヤーペインが表示されます。
  2. レイヤーペインで、削除するレイヤーを右クリックして[削除]を選択します。

LayerDesignerコレクションエディターを使用してマップレイヤーを削除する

  1. デザイナ面で、Mapコントロールを選択して[プロパティ]ウィンドウへ移動し、Layers(コレクション)プロパティをクリックしてから、表示された省略記号ボタン<...>をクリックします。
  2. [LayerDesignerコレクションエディター]が表示されたら、[メンバー]リストで削除するマップレイヤーを選択し、[削除]ボタンをクリックします。

レイヤーの順序を変更する

マップレイヤーは、レイヤーペインに表示されている順に左から右へ描画されます。下の図では、多角形レイヤーが最初に描画され、線レイヤーが最後に描画されます。後に描画されたレイヤーによって、先にレンダリングされたレイヤーのマップ要素が隠される場合があります。マップコントロールに追加したレイヤーの描画順序は、LayerDesignerコレクションエディターを使用して変更することができます。マップ上のレイヤーの順序を変更するには、以下の手順に従います。

  1. デザイナ面上で、Mapコントロールを選択して[プロパティ]ウィンドウへ移動します。
  2. [プロパティ]ウィンドウで、Layers(コレクション)プロパティをクリックしてから、表示された省略記号ボタン<...>をクリックします。
  3. [LayerDesignerコレクションエディター]が表示されたら、[メンバー]リストで順序を変更するマップレイヤーを選択し、上下の矢印を使用して各レイヤーの描画順序を変更します。
  4. [OK]をクリックしてコレクションエディターを閉じます。

レイヤー空間データまたはタイルをマップに埋め込む

マップ要素またはマップタイルをレポートに埋め込むと、空間データがレポート定義に保存されます。

  1. マップをクリックするとレイヤーペインが表示されます。
  2. レイヤーペインで、空間データを含むレイヤーを右クリックして[空間データの埋め込み]を選択し、[すべての空間データ]または[現在表示されているデータ]を選択します。タイルレイヤーの場合は、[タイルの埋め込み]を選択します。
    メモ: [すべての空間データ]は、すべての空間データフィールドを参照します。[現在表示されているデータ]は、Fieldプロパティで設定された空間データフィールドを参照します。

ハイパーリンク、ブックマーク、およびドリルスルーリンクを追加する

マップレイヤーのポイント、多角形、線などの要素には、ブックマークリンク(同じレポート内の他の領域にジャンプする)、ハイパーリンク(特定のWebアドレスにジャンプする)、ドリルスルーリンク(別のレポートにジャンプする)といったインタラクティブなナビゲーション機能を設定することができます。ハイパーリンク、ブックマーク、およびドリルスルーリンクをレイヤー要素に追加するには、以下の手順に従います。

  1. デザイナ面上でマップをクリックするとレイヤーペインが表示されます。
  2. レイヤーペインで、使用するレイヤーをを右クリックして[編集]を選択します。
  3. ダイアログが表示されたら、[ナビゲーション]ページに移動します。
  4. [ナビゲーション]ページで、ユーザーがデータレイヤー要素をクリックしたときに実行するアクションを以下の中から選択します。
    • [なし]: アクションを実行しないことを示す既定の動作。
    • [レポートに移動]: ドリルスルーレポートの場合、このオプションを選択して、ローカルレポートの名前、別のフォルダーにあるレポートの相対パス、または別のサーバーにあるレポートのフルパスを指定します。
      • [パラメータ]: 各パラメータの[名前]を入力し、ターゲットレポートに送信する[値]またはそのパラメータを[省略]するかどうかを設定して、ターゲットレポートに渡すパラメータを指定します。指定するパラメータ名は、ターゲットレポートに存在するパラメータと正確に一致する必要があります。[X]ボタンと矢印ボタンを使用して、パラメータを削除したり、パラメータの順序を変更したりすることができます。

      ドリルスルーリンクの追加の詳細については、「ドリルスルーリンクの設定」を参照してください。

    • [ブックマークに移動]: このオプションを選択して有効な[ブックマークID]を指定すると、同じブックマークIDを持つ別のレポートコントロールにジャンプすることができます。
      ブックマークの追加の詳細については、「ブックマークの追加」を参照してください。

    • [URLに移動]: このオプションを選択して特定のWebページの有効なURLを指定すると、そのWebページへのハイパーリンクが作成されます。
      ハイパーリンクの追加の詳細については、「ハイパーリンクの追加」を参照してください。

  5. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
関連トピック