GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
ActiveXビューワを移行する
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ActiveReports for .NET 1.0J/2.0J/3.0Jに含まれるActiveXビューワの移行手順について説明します。

移行が必要な条件

6.0J以降のActiveReportsにはActiveXビューワ(ARVIEW2.CAB)が製品に付属しません。このため、WebViewerのViewerTypeプロパティをActiveXViewerに設定している場合、もしくは、Webフォーム上にActiveXビューワ本体を配置して使用している場合、これらのWebアプリケーションは移行する必要があります。14.0JではActiveXビューワの代わりにPDFエクスポート機能を使用する必要があります。

メモ: 以前のバージョンに付属するActiveXビューワを14.0Jで使用する
基本的に、以前のActiveXビューワは14.0Jで作成されたレポートには対応していないため、14.0Jでは使用することはできません。レポートによっては期待通りの表示/印刷結果を得られる可能性がありますが、このような使用方法は、製品の動作保証の範囲外となりますのでご注意ください。

代替手法について

ProfessionalとStandardの場合、ActiveXビューワと同程度のプレビュー/印刷品質を得るには、PDFエクスポートを使用します。

移行に際しての注意点

上述の代替手法を用いることでActiveXビューワと同等のプレビュー/印刷品質を得ることが可能ですが、印刷に関する一部の機能が使用できなくなりますのでご注意ください。

14.0J 利用不可

14.0J 利用可

主な機能 ActiveXビューワ WebViewer(ActiveX)Professional WebViewer(PDF)Professional PDFエクスポート
クライアントに接続されたプリンタへの直接印刷
クライアントに接続されたプリンタへのプレビュー無し直接印刷
クライアントに接続されたプリンタへのプレビュー無し直接印刷(Windowsの印刷ダイアログを非表示 ※1) × ×
クライアントに接続されたプリンタの設定(プリンタ種別、用紙サイズ、etc)を変更して直接印刷
(※3)

(※3)

(※2)

(※2)
自動拡大縮小印刷 × × × ×
印刷方向の自動設定 × × × ×

※1: 通常、クライアントからの印刷は、印刷ボタン押下時に、Windowsの印刷ダイアログが表示されますが、ActiveXビューワでは、Windowsの印刷ダイアログを非表示にした印刷が可能

※2: Windowsの印刷ダイアログ上から、一般的なOfficeアプリケーション等と同様に、用紙サイズや用紙方向を選択して印刷できる

※3: ※2に加え、ユーザーがWindowsの印刷ダイアログを表示する以前の段階に、プログラミング(クライアント側スクリプト)により開発者の意図した用紙サイズや用紙方向を、プリンタに設定可能

移行作業