GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
複合グラフ
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Chartコントロールを使用することで、複合グラフを含んだページレポート/RDLレポートを作成することができます。複合グラフは、複数の系列を値軸に取るグラフで、系列ごとに異なる種類のグラフを表示することができます。ActiveReportsでは、複合グラフは最大6つの系列を含むことができます。組み合わせることのできるグラフの種類は以下のとおりです。

このチュートリアルでは、3つの値軸系列を持つ複合グラフの作成方法を順を追って説明します。このチュートリアルは、以下の作業手順に分かれています。

メモ:

チュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

デザイン時のレイアウト

実行時のレイアウト

Visual StudioにActiveReportsのプロジェクトを作成する

  1. Visual Studioで新しいプロジェクトを開きます([ファイル]メニューから[新規作成][プロジェクト]を選択)。
  2. [新しいプロジェクト]ダイアログが開かれます。[ActiveReports 14.0Jページレポート アプリケーション]を選択し、ファイル名を「rptCompositeChart」に変更します。
  3. [OK]をクリックするとActiveReports 14.0Jページレポートアプリケーションが新規作成されます。プロジェクトにはデフォルトでページレポートが追加されています。

    レポートレイアウトの追加については、「クイックスタート」を参照してください。

レポートをデータソースに接続する

  1. レポートエクスプローラ]で、[データソース]ノードを右クリックして[データソースの追加]オプションを選択するか、[追加](+)ボタンから[データソース]を選択します。
  2. 表示される[レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、名前を「ChartData」に変更します。
  3. このチュートリアルでは、Reelsデータベースに接続します。接続の詳細については、「データソースとの接続」を参照してください。

データセットを追加する

  1. レポートエクスプローラ]で、さきほど追加した「ChartData」データソースノードを右クリックして[データセットの追加]オプションを選択するか、[追加](+)ボタンをクリックした後、[データセット]を選択します。
  2. 表示される[データセット]ダイアログ で、[全般]ページを選択し、名前を「StoreSummaryData」に変更します。
  3. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、クエリフィールドに次のSQLクエリを入力します。
    SQLクエリ
    コードのコピー
    SELECT * from StoreSummary
    
  4. クエリボックスの右上にある[データセットの検証]アイコンをクリックしてクエリを検証します。            
  5. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリに入力した各フィールドの名前が子ノードとして[レポートエクスプローラ]に表示されます。

レポートにChartコントロールを追加しプロットを定義する

  1. Visual Studioのツールボックスからデザイナ面上にChartコントロールをドラッグします。
  2. [グラフの種類を選択してください。]ウィザードから、[縦棒]を選択します。
  3. [プロパティ]ウィンドウで、Plotsプロパティの隣にある省略記号<...>をクリックして、PlotDesignerコレクションエディターを開きます。 Plot1がすでに追加されていることを確認できます。
  4. Plot2Plot3の2つの新しいプロットを追加します。
  5. PlotDesignerコレクションエディターで、Plot1、Plot2、Plot3のプロパティを以下のように設定します。     
    プロパティ名

    プロパティの値

     

    Plot1

    Plot2

    Plot3

    Encodings>Category>Values
    各プロットに対して、StoreNameフィールドをX軸にバインドします。

    =Fields!StoreName.Value

    =Fields!StoreName.Value =Fields!StoreName.Value
    Encodings>Values collection editor
    Plot1に対してGrossSalesフィールド、Plot2に対してGrossProfitフィールド、Plot3に対してTotalItemsフィールドをY軸にバインドします。
    =Fields!GrossSales.Value =Fields!GrossProfit.Value =Fields!TotalItems.Value
    Encodings>Color>ShowValuesName
    各プロットの凡例を表示します。
    True True True
    LineStyle>LineColor
    選択した色をそれぞれのプロットの線の色として表示します。
    Black LimeGreen Black
    LineStyle>LineStyle
    選択したスタイルをそれぞれのプロットの線のスタイルとして表示します。
    Solid Solid Solid
    LineStyle>LineWidth
    選択した幅をそれぞれのプロットの線の幅(pts)として表示します。
    1pt 3pt 1pt
  6. [OK]をクリックしてPlotDesignerコレクションエディターを閉じます。
  7. Plot1を右クリックし、種類 > エリア > エリアを選択します。
  8. Plot2を右クリックし、種類 > 折れ線 > 折れ線を選択します。
  9. Plot3を右クリックし、種類 > 縦棒 > 縦棒を選択します。

プロット領域の軸を定義する

  1. レポートエクスプローラ]で、[Chart1]を選択します。
  2. [プロパティ]ウィンドウを開き、PlotArea > Axesプロパティの隣にある省略記号<...>ボタンをクリックして、AxisDesignerコレクションエディターを開きます。 6つの軸がすでに追加されていることを確認できます。
  3. Axis3(AxisTypeはX、PlotsはPlot2)とAxis5(AxisTypeはX、PlotsはPlot3)を削除します。これにより、4つの軸(1つのX軸、3つのY軸)が残ります。
  4. AxisDesignerコレクションエディターで、4つの軸のプロパティを以下のように設定します。    
    プロパティ名

    プロパティの値

     

    Axis1

    Axes2

    Axes4

    Axes6

    Common>AxisType
    軸の種類をXまたはYとして指定します。
    X Y Y Y
    Common>Plots
    各軸にそれぞれのプロットを指定します。
    Plot1, Plot2, Plot3 Plot1 Plot2 Plot3
    Title>Title
    各軸のタイトルを指定します。
    店舗名 売上高 総利益 販売数量
    Labels>Format
    各軸に表示する値の書式を指定します。
    Default c c d
    Line>LineStyle>LineStyle
    軸線のスタイルを指定します。
    Solid Solid Solid Solid
    Line>LineStyle>ShowLine
    プロット上に軸線を表示します。
    True True True True
    レイアウト>Position
    軸の位置を指定します。
    Near

    Near

    Near Far
    Major Grid > ShowMajorGrid 
    メジャーグリッドの線を表示または非表示にします。
    True False False False
  5. [OK]をクリックして、AxisDesignerコレクションエディターを閉じます。

グラフの外観を構成する

  1. グラフを選択し、Palette「Office」に設定します。
  2. グラフで「Chart title」を選択し、「Title」「店舗概況」に設定します。
  3. X軸を選択して、Labels > LabelsAngle「90」に設定します。

    以下のように、データセットの値に基づいて、Y軸の各プロットの最大値と最小値を設定します。

  4. [プロパティ]ウィンドウを開き、PlotArea > Axesプロパティの隣にある省略記号<...>ボタンをクリックして、AxisDesignerコレクションエディターを開きます。Axesの名前が変更されていることを確認できます。

    プロパティ名

    プロパティの値

    Axes2
    (AxisTypeはY、PlotsはPlot1)
    Axes3
    (AxisTypeはY、PlotsはPlot2)
    Axes4
    (AxisTypeはY、PlotsはPlot3)
    スケール>Max 27000 15000 1400
    スケール>Min 18000 9000 900
    メモ:必要に応じて、以下の設定を行うことができます。
    • すべてのラベルが正しく表示されるようにグラフのサイズを変更します。グラフを選択し、Sizeプロパティを大きな値に設定します。  
    • グラフが完全に表示されるようにレポートのページサイズを変更します。「レポート」を選択してPageSizeプロパティを大きな値に設定します。
  5. [OK]をクリックしてAxisDesignerコレクションエディターを閉じます。

レポートを表示する

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