GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
Script プロパティ
使用例 

GrapeCity.ActiveReports アセンブリ > GrapeCity.ActiveReports 名前空間 > SectionReport クラス : Script プロパティ
レポートイベントのスクリプトコードを取得または設定します。
シンタックス
'宣言
 
Public Property Script As String
public string Script {get; set;}

プロパティ値

現在のスクリプトコード。デフォルトは空の文字列です。

解説

スクリプトは、レポートのイベント内に書かれたコードの外側からレポートに変更を加えるために使用します。スクリプトは、対応するActiveReportsのイベント発生直後に実行され、プロジェクト内部のコードに優先されます。スクリプトを含むレポートがXMLに保存されると、スクリプトはXMLファイルに組み込まれます。XMLファイルのスクリプトを変更し、レポートプロジェクトにロードし直して、変更を表示できます。これにより、プロジェクトを再コンパイルすることなくレポートを修正できます。スクリプトでレポートを参照するときは、レポートの名前や "Me"、"this" の代わりにrptを使用します。名前付きオブジェクト "rpt" を使用するレポートクラスのメンバを参照するには、そのメンバがパブリックメンバである必要があります。コントロールの修飾子プロパティを使用して、コントロールの生成コードをプライベートからパブリックに変更できます。コンパイル済みの分離コードクラスを持たない、スタンドアロンRPXファイルからレポートを実行する場合、スクリプトコードは、レポートクラスコントロールを、名前ではなくControlsコレクションを使用して参照する必要があります。スクリプトは、ScriptLanguageプロパティで指定した言語で実行時にコンパイルされます。

使用例
このサンプルコードは、RichTextBoxコントロールにhtmlが記述されており、RichTextBoxのModifiersプロパティがPublicに設定できる、と仮定しています。
private void button1_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
    string sScript = string.Empty;
    rptGrapeCity rpt = new rptGrapeCity();

    sScript += "public void ReportHeader_Format()";
    sScript += "{";
    sScript += "rpt.RichTextBox1.Html = rpt.RichTextBox1.Text;";
    sScript += "}";

    rpt.Script = sScript;
    rpt.Run();
    arv.Document = rpt.Document;
}
Private Sub button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles btnScript.Click
    Dim sScript As String = String.Empty
    Dim rpt As New SectionReport1

    sScript += "public void ReportHeader_Format()"
    sScript += "{"
    sScript += "rpt.RichTextBox1.Html = rpt.RichTextBox1.Text;"
    sScript += "}"

    rpt.Script = sScript
    rpt.Run()
    Viewer1.Document = rpt.Document
End Sub
参照

SectionReport クラス
SectionReport メンバ
ScriptLanguage プロパティ