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すべて折りたたむセクションレポートでは、デザイナ面に配置されたサードパーティコントロールはカスタムコントロールとして認識されています。型キャスすることで、カスタムコントロールのプロパティをアクセスできます。
次の手順は、Visual StudioのTreeViewコントロールに非表示にされたTextBoxコントロールを使用します。プロジェクトにセクションレポート（コード）のテンプレートを既に追加したことを前提にしています。詳細は、「プロジェクトにActiveReportを追加する」を参照してください。
レポート上にTreeViewコントロールを追加する
- Visual Studioツールボックスの［コモンコントロール］タブから、TreeViewコントロールをレポートのdetailセクション上に配置します。
- ［プロパティ]ウインドウで、追加されたコントロールの名前は［CustomControl1］であることを確認します。
レポートにデータおよび非表示のTextBoxコントロールを追加する
- レポートをサンプルデータソース（NWind.mdb）に接続します。NorthWindデータベース（..\ActiveReportsNET11\Data\Nwind.mdb）へのアクセス権限が必要です。次の手順は、NorthWindデータベース(NWind.mdb)のOrdersテーブルを使用しています。
- レポートエクスプローラから、次のフィールドをdetailセクション上にドラッグ&ドロップします。
- ShipCountry
- ShipCity
- CustomerID
- EmployeeID
- デザイナ面上にあるすべてのTextBoxコントロールを選択し、[プロパティ]ウインドウでVisibleプロパティをFalseに設定します。
TreeViewコントロールにノードを追加する
- デザイナ面を右クリックし、［コードの表示］を選択します。
- レポートクラスに次のコードを記載し、TreeViewコントロールにノードを追加する関数を作成します。
Visual Basic
Visual Basicコード （レポートクラス内に貼り付けます。） コードのコピーPrivate Function AddNodeToTreeView(ByVal colNodes As TreeNodeCollection, ByVal sText As String) As TreeNode Dim objTreeNode As TreeNode objTreeNode = New TreeNode(sText) colNodes.Add(objTreeNode) Return objTreeNode End Function
C#
C#コード （レポートクラス内に貼り付けます。） コードのコピーprivate TreeNode AddNodeToTreeView(TreeNodeCollection colNodes, string sText) { TreeNode objTreeNode; objTreeNode = new TreeNode(sText); colNodes.Add(objTreeNode); return objTreeNode; }
コードでTreeViewコントロールのプロパティをアクセスして、データを割り当てる
- Detailセクションをダブルクリックし、Detail_Formatイベントのイベント処理メソッドを作成します。
- TreeViewのプロパティをアクセスし、非表示のTextBoxコントロールからデータを割り当てるには、次のコードを追加します。
Visual Basic
Visual BasicコードDetail_Formatイベント内に貼り付けます。 コードのコピー'カスタムコントロールをTreeViewとして型キャストします。
Dim TreeView1 As New TreeView
TreeView1 = CType(Me.CustomControl1.Control, TreeView)'ツリーのノードを作成します。
Dim objCountryTreeNode As TreeNode
'ノードに非表示のTextBoxからテキストを割り当てます。
objCountryTreeNode = AddNodeToTreeView(TreeView1.Nodes, Me.txtShipCountry1.Text)
'子ノードを追加します。
AddNodeToTreeView(objCountryTreeNode.Nodes, Me.txtShipCity1.Text)
'子ノードを表示するには、メインノードを展開します。
objCountryTreeNode.Expand()'もう1つのメインノードを追加します。
Dim objCustomerTreeNode As TreeNode
objCustomerTreeNode = AddNodeToTreeView(TreeView1.Nodes, Me.txtCustomerID1.Text)
AddNodeToTreeView(objCustomerTreeNode.Nodes, Me.txtEmployeeID1.Text)
objCustomerTreeNode.Expand()C#
C#コードDetail_Formatイベント内に貼り付けます。 コードのコピー//カスタムコントロールをTreeViewとして型キャストします。
TreeView TreeView1 = new TreeView();
TreeView1 = (TreeView)this.customControl1.Control; //ツリーのノードを作成します。
TreeNode objCountryTreeNode;
//ノードに非表示のTextBoxからテキストを割り当てます。
objCountryTreeNode = AddNodeToTreeView(TreeView1.Nodes, this.txtShipCountry1.Text);
//子ノードを追加します。
AddNodeToTreeView(objCountryTreeNode.Nodes, this.txtShipCity1.Text);
//子ノードを表示するには、メインノードを展開します。
objCountryTreeNode.Expand(); //もう1つのメインノードを追加します。
TreeNode objCustomerTreeNode;
objCustomerTreeNode = AddNodeToTreeView(TreeView1.Nodes, this.txtCustomerID1.Text);
AddNodeToTreeView(objCustomerTreeNode.Nodes, this.txtEmployeeID1.Text);
objCustomerTreeNode.Expand();