GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J
プレビュー表示

ユーザーに、シートがどのように印刷されるかを表すプレビューを表示できます。印刷時にプレビューを表示するには、PrintInfoオブジェクトのPreviewプロパティを設定します。

PrintInfoクラスのShowPageSetupButtonプロパティを使用すると、印刷プレビューダイアログのツールバーにページ設定ボタンを表示できます。このボタンを使用すると、印刷時に用紙の向き(縦方向または横方向)やページ余白などを設定できます。

次の図は、画面に表示される標準の印刷プレビューダイアログを示します。

以下、プレビューの表示に関連のあるFpSpreadクラスのメンバです。

メンバ 説明
PrintPreviewShowingイベント プレビューを表示する直前に発生します。イベント引数としてPrintPreviewShowingEventArgsオブジェクトを受け取り、PreviewDialogプロパティでプレビューダイアログを、PreviewControlプロパティでプレビューダイアログに関連付けられたコントロールを参照し、変更を加えることができます。
SetPrintPreviewメソッド、およびGetPrintPreviewメソッド 独自のプレビューダイアログを設定、および取得できます。
  • プレビューダイアログでは、プレビューの表示倍率を変更できます。一度に表示するページ数を、1ページ、2ページ、3ページ、4ページ、または6ページに設定できます。プレビュー画面から印刷を実行することも、ダイアログを閉じることもできます。
  • FpSpreadクラスのOwnerPrintDrawメソッドを使用すると、印刷時以外の任意のタイミングで印刷プレビューを表示できます。
  • SPREADデザイナから印刷プレビューの表示、および印刷できます。詳しくは「SPREADデザイナガイド」で、プレビュー、および印刷についての解説を参照してください。

印刷プレビュー設定をカスタマイズして、Excelのような印刷プレビューダイアログを表示することもできます。詳細については、「印刷プレビューダイアログのカスタマイズ」を参照してください。

設定方法

PrintInfoクラスのPreviewプロパティをtrueに設定して、スプレッドシートのプレビュー表示をユーザーに許可します。この場合、プリンタ設定を変更すると、この変更がプレビュー表示にただちに反映されます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、印刷設定を適用して、印刷プレビューダイアログを表示する方法を示します。

C#
コードのコピー
// 印刷プレビューダイアログを表示するためのコードです
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[1, 1].Value = "1,1";
fpSpread1.ActiveSheet.Cells[10, 10].Value = "10,10";
fpSpread1.ActiveSheet.PrintInfo.Preview = true;
fpSpread1.PrintSheet(fpSpread1.ActiveSheet);
Visual Basic
コードのコピー
' 印刷プレビューダイアログを表示するためのコードです
fpSpread1.ActiveSheet.Cells(1, 1).Value = "1,1"
fpSpread1.ActiveSheet.Cells(10, 10).Value = "10,10"
fpSpread1.ActiveSheet.PrintInfo.Preview = True
fpSpread1.PrintSheet(fpSpread1.ActiveSheet)

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