PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
SheetViewクラスを使用

セル内に設定する値は、書式付き文字列、書式なし文字列、またはデータオブジェクトとして設定できます。 また、設定方法は個々のセルまたはセル範囲のどちらに値を設定するのかによって異なります。

たとえば、ユーザーがテキストボックスに入力したデータを処理する場合、このデータを文字列データとして追加して、コントロールが解析することになります。複数の値をデータモデルに直接追加するには、オブジェクトとして追加する方法があります。

SheetView クラス では、セルに値を設定する以下のメソッドを提供しています。

データの説明 対象となるセルの数 メソッド
書式付き文字列("$1,234.56" など) 個々のセル GetText
SetText
セル範囲 GetClip
SetClip
書式なし文字列("1234.45" など) 個々のセル GetValue
SetValue
セル範囲 GetClipValue
SetClipValue
書式付きデータ オブジェクト セル範囲 GetArray
SetArray

書式付きデータを処理する場合は、データはこのセルに割り当てられたセル型に基づいて解析された後に、データモデルに追加されます。書式なしデータを処理する場合は、データは直接データモデルに追加されます。データモデルに直接追加されるデータをシートに追加する場合は、コンポーネントでは解析が行われないため、手動でデータを解析します。各セル型によってこのデータが受ける影響については、「データの表示」の概要を参照してください。

設定方法

サンプルコード

次のサンプル コードは、セル範囲に書式付きデータを追加します。

C#
コードのコピー
// A1 から C3 までの範囲にデータを追加します。
fpSpread1.Sheets[0].SetClip(0, 0, 3, 3,"Sunday\tMonday\tTuesday\r\nWednesday\tThursday\tFriday\r\nSaturday\tSunday\tMonday");
Visual Basic
コードのコピー
' A1 から C3 までの範囲にデータを追加します。
FpSpread1.Sheets(0).SetClip(0, 0, 3, 3, "Sunday" + vbTab + "Monday" + vbTab + "Tuesday" + vbCrLf + "Wednesday" + vbTab + "Thursday" + vbTab + "Friday" + vbCrLf + "Saturday" + vbTab + "Sunday" + vbTab + "Monday")
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