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エディットウィンドウ(GcTextBox型セル)

エディットウィンドウとは、セルに入りきらないテキストを入力、編集するためのウィンドウです。

エディットウィンドウでは、セルの入力エリアと同様、テキストの入力や編集を行うことができます。エディットウィンドウ内で改行を行う場合は、[Ctrl]+[Enter]キーを使います。

エディットウィンドウは、セルの設定を引き継ぎます。GcTextBoxCellTypeクラスの次のプロパティへの設定は、エディットウィンドウでも有効です。

プロパティ 説明
AutoConvert 入力された文字をフィールドの設定に従って自動的に変換するかどうか
EditMode コントロールの編集モード
FormatString 入力可能な文字種の指定
GridLine グリッド線のスタイル
MaxLength 入力できる最大文字数
PasswordChar パスワードの文字の代わりに表示するプレースホルダ文字
UseSystemPasswordChar システムのパスワード文字を使用するかどうか
エディットウィンドウの設定

エディットウィンドウの外観や動作を設定するには、GcTextBoxCellTypeクラスのDropDownEditorプロパティが参照するDropDownEditorInfoクラスを使用します。

エディットウィンドウを表示するには、次の方法があります。

設定方法

GcTextBoxCellTypeクラスのインスタンスを作成して、クラスの各プロパティを設定します。

ドロップダウンボタンでエディットウィンドウを表示する場合は、DropDownButtonInfoクラスのIsDefaultBehaviorプロパティがTrueに設定されていることが必要です。詳細は、サイドボタンを参照してください。

サンプルコード

次のサンプルコードは、以下の図のようにGcTextBox型セルでエディットウィンドウを表示できるように設定します。

C#
コードのコピー
GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcTextBoxCellType gtcell = new GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcTextBoxCellType();
GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownButtonInfo MyDropDownButton = new GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownButtonInfo();
// テキストコントロールにドロップダウンボタンを追加し
// エディットウィンドウを表示可能にします。
MyDropDownButton.IsDefaultBehavior = true;
gtcell.SideButtons.Add(MyDropDownButton);
// エディットウィンドウの表示位置を設定します。
gtcell.DropDown.Direction = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownDirection.Right;
// エディットウィンドウのアニメーションを設定します。
gtcell.DropDown.OpeningAnimation = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownAnimation.Slide;
gtcell.DropDown.ClosingAnimation = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownAnimation.Fade;
// エディットウィンドウの外観を変更します。
gtcell.DropDownEditor.BackColor = Color.DarkGray;
gtcell.DropDownEditor.ForeColor = Color.White;
Visual Basic
コードのコピー
Dim gtcell = New GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcTextBoxCellType()
Dim MyDropDownButton As New GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownButtonInfo()
' テキストコントロールにドロップダウンボタンを追加し
' エディットウィンドウを表示可能にします。
MyDropDownButton.IsDefaultBehavior = True
gtcell.SideButtons.Add(MyDropDownButton)
' エディットウィンドウの表示位置を設定します。
gtcell.DropDown.Direction = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownDirection.Right
' エディットウィンドウのアニメーションを設定します。
gtcell.DropDown.OpeningAnimation = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownAnimation.Slide
gtcell.DropDown.ClosingAnimation = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.DropDownAnimation.Fade
' エディットウィンドウの外観を変更します。
gtcell.DropDownEditor.BackColor = Color.DarkGray
gtcell.DropDownEditor.ForeColor = Color.White
ドロップダウン動作の設定

エディットウィンドウでは、DropDownプロパティが参照するDropDownInfoクラスを使用してドロップダウン時の動作を設定することができます。DropDownInfoクラスは、次のプロパティを提供します。

プロパティ 説明
AllowDrop ドロップダウンを許可するかどうか
AllowResize ウィンドウのサイズ変更を許可するかどうか
AutoDropDown フォーカス取得時に自動でドロップダウンを表示するかどうか
ClosingAnimation ドロップダウンウィンドウを閉じる時のアニメーション
Direction ドロップダウンウィンドウを表示する方向
OpeningAnimation ドロップダウンウィンドウを開く時のアニメーション
ShowShadow ドロップダウンウィンドウに影を表示するかどうか
関連トピック

 

 


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