MESCIUS SPREAD for ASP.NET 10.0J
ブラウザのレンダリング

SPREADを使用して作成したWebアプリケーションはサーバー上に配置され、クライアント側のエンドユーザーからアクセスされます。このとき、クライアント側にHTMLページを生成しますが、ブラウザによって出力されるHTMLが異なります。SPREADは、ユーザーエージェントでブラウザを判別して、出力するHTMLを決定します。以下、SPREADによるブラウザの判別、およびSPREADが出力するHTMLに影響をおよぼす事項について説明します。

Internet Explorerについて

Internet Explorerはサポートされません。旧バージョンとの互換性のため、DocumentMode列挙体には、IE11以前のメンバが非推奨として提供されています(製品ヘルプでは非表示)。これらのメンバは本バージョンではサポート対象外で、動作保証および確認を行っておりません。DocumentModeプロパティにDocumentMode.IE11など、本バージョンでサポートされないドキュメントモードを設定するとVisual Studioのビルド時に旧形式という警告が表示されます。DocumentModeプロパティの設定を削除するか、FarPoint.Web.Spread.DocumentMode.NotSetを割り当てる必要があります。また、aspx側のMETAタグなどに以下のようなサポートされないドキュメントモードが設定されている場合も同様に、記述を削除する必要があります。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE7">

Internet Explorer以外のブラウザ

本バージョンがサポートするIE以外のブラウザでも、適切なHTMLが自動的に出力されます。そのため、アプリケーション側ではDocumentModeプロパティを使用しないか、DocumentMode.NotSetを使用してください。

DOCTYPEの設定が表示に与える影響

DOCTYPE宣言により、標準準拠モードに設定すると、SPREADは次の点に関して影響を受けます。

標準準拠モードで表示すると列幅にセルの余白分の幅を付加して表示します。

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