GrapeCity PlusPak for Windows Forms 10.0J
バーコードの設定

GcBarCode コントロールのバーコードの設定方法について、以下に解説します。

バーコードの種類の指定
GcBarCode コントロールを使用してバーコードの種類を指定するには、Type プロパティで表示するバーコードの種類を選択します。
' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.JAN13
// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.JAN13;

バーコードの種類によっては、固有の値を設定することが可能です。バーコードの種類とGcBarCode コントロールで固有値を設定するプロパティは下記の一覧のとおりです。
バーコードの種類 プロパティ名 固有値を設定するクラス
Aztec Aztecプロパティ Aztecメンバ
CODE39 Code39プロパティ Code39メンバ
FixLengthプロパティ
CODE49 Code49プロパティ Code49メンバ
Data Matrix DataMatrixプロパティ DataMatrixメンバ
GS1Composite GS1Compositeプロパティ GS1Compositeメンバ
ITF ITFプロパティ ITFメンバ
FixLengthプロパティ
MicroPDF417 MicroPDF417プロパティ MicroPDF417メンバ
PDF417 PDF417プロパティ PDF417メンバ
POSTNET FixLengthプロパティ
QRコード QRCodeプロパティ QRCodeメンバ
GS1 DataBar Expanded Stacked RSSExpandedStackedプロパティ RSSExpandedStackedメンバ
UPC/A/UPC/E/UPC/Eアドオン UPCプロパティ UPCメンバ
バーコードに値を設定
バーコードを表示するにはValueプロパティにバーコード化する値を設定します。GcBarCode コントロールは設定した値とバーコードの種類から、仕様に基づいてスタートキャラクタ、ストップキャラクタおよびチェックデジットを自動的に生成してバーコードを表示します。
チェックデジットを自動で設定しない場合には、CheckDigitプロパティをFalseに設定します。スタートキャラクタ、ストップキャラクタについては必ず自動で設定されます。
' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.JAN13
' バーコードの値を設定します。
GcBarCode1.Value = "494924012510"
// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.JAN13;
// バーコードの値を設定します。
gcBarCode1.Value = "494924012510";


Value プロパティでは string値で値を設定しますが、ValueBinaryプロパティを利用すると、値をバイト配列で設定することが可能です。
' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.JAN13
' バーコードの値を設定します。
Dim b As Byte() = New Byte(11) {}
b(0) = CByte(&H34)
b(1) = CByte(&H39)
b(2) = CByte(&H34)
b(3) = CByte(&H39)
b(4) = CByte(&H32)
b(5) = CByte(&H34)
b(6) = CByte(&H30)
b(7) = CByte(&H31)
b(8) = CByte(&H32)
b(9) = CByte(&H35)
b(10) = CByte(&H31)
b(11) = CByte(&H30)
GcBarCode1.ValueBinary = b
// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.JAN13;
// バーコードの値を設定します。
byte[] b = new byte[12];
b[0] = (byte)0x34;
b[1] = (byte)0x39;
b[2] = (byte)0x34;
b[3] = (byte)0x39;
b[4] = (byte)0x32;
b[5] = (byte)0x34;
b[6] = (byte)0x30;
b[7] = (byte)0x31;
b[8] = (byte)0x32;
b[9] = (byte)0x35;
b[10] = (byte)0x31;
b[11] = (byte)0x30;
gcBarCode1.ValueBinary = b;

CODE128で値にFNC1などのファンクションキャラクタを設定する必要がある場合には、Value プロパティの場合、Code128構造体 の定数を利用します。GS1 DataBar Expanded/GS1 DataBar Expanded StackedにはRSSExpanded構造体 の定数を利用します。なお、ValueBinary プロパティの場合には&Hf1〜&Hf4(0xF1〜0xF4)のコードでファンクションキャラクタを設定します。

' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.Code128
' バーコードの値を設定します。
GcBarCode1.Value = "12" + GrapeCity.Win.BarCode.Options.Code128.FUNC1 + "34"

' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode2.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.Code128
' バーコードの値を設定します。
Dim b As Byte() = New Byte(4) {}
b(0) = CByte(&H31)
b(1) = CByte(&H32)
b(2) = CByte(&Hf1)  ' FNC1を指定
b(3) = CByte(&H33)
b(4) = CByte(&H34)
GcBarCode2.ValueBinary = b
// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.Code128;
// バーコードの値を設定します。
gcBarCode1.Value = "12" + GrapeCity.Win.BarCode.Options.Code128.FUNC1 + "34";

// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode2.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.Code128;
// バーコードの値を設定します。
byte[] b = new byte[5];
b[0] = (byte)0x31;
b[1] = (byte)0x32;
b[2] = (byte)0xF1;  // FNC1を指定
b[3] = (byte)0x33;
b[4] = (byte)0x34;
gcBarCode2.ValueBinary = b;
NW-7でチェックデジットの設定を行う場合には、CheckDigitAlgorithmプロパティを利用します。以下のサンプルコードはNW-7バーコードにチェックデジットを設定する例です。
'アルゴリズムを選択し、チェックデジットを設定します。
GcBarCode1.NW7.CheckDigitAlgorithm = GrapeCity.Win.BarCode.CheckDigitAlgorithm.DR_7
            
//アルゴリズムを選択し、チェックデジットを設定します。
gcBarCode1.NW7.CheckDigitAlgorithm = GrapeCity.Win.BarCode.CheckDigitAlgorithm.DR_7;
            
バーコード値のテキスト表示
バーコードイメージにはバーコード値がテキストで表示されます。バーコード値を非表示にする場合にはMessageプロパティをFalseに設定します。また、バーコード値のテキスト表示の位置やフォントを変更することも可能です。位置の変更はMessagePos プロパティ、フォントの変更はMessageFontプロパティで行います。

' バーコードの種類を指定します。 
GcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.ITF
' バーコードの値を設定します。 
GcBarCode1.Value = "1490123456789"
' バーコードのテキストの位置を右揃えに設定します。 
GcBarCode1.MessagePos = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.MessagePos.Right
' バーコードのテキストのフォントを設定します。 
GcBarCode1.MessageFont = New Font("Meiryo UI", 8, FontStyle.Italic)
// バーコードの種類を指定します。 
gcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.ITF;
// バーコードの値を設定します。 
gcBarCode1.Value = "1490123456789";
// バーコードのテキストの位置を右揃えに設定します。 
gcBarCode1.MessagePos = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.MessagePos.Right;
// バーコードのテキストのフォントを設定します。 
gcBarCode1.MessageFont = new Font("Meiryo UI", 8, FontStyle.Italic);


バーコード値で表示されるテキストはValue プロパティで指定した値です。スタートキャラクタ/ストップキャラクタを出力したり(CODE39のアスタリスク(*)など)アプリケーション識別子を括弧で括って出力したりすることはできません。これらの情報をテキストで出力したい場合には、MessageVal プロパティでテキストの情報を変更します。

' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.Code39
' バーコードの値を設定します。
GcBarCode1.Value = "1234567890"
' バーコードのテキスト値を設定します。
GcBarCode1.MessageVal = "*" + GcBarCode1.Value.ToString() + "*"

' バーコードの種類を指定します。
GcBarCode2.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.EAN128
' バーコードの値を設定します。(括弧を除いた値)
GcBarCode2.Value = "01149123456789013012101234"
' バーコードのテキスト値を設定します。
GcBarCode2.MessageVal = "(01)14912345678901(30)12(10)1234"
// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode1.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.Code39;
// バーコードの値を設定します。
gcBarCode1.Value = "1234567890";
// バーコードのテキスト値を設定します。
gcBarCode1.MessageVal = "*" + gcBarCode1.Value.ToString() + "*";

// バーコードの種類を指定します。
gcBarCode2.Type = GrapeCity.Win.BarCode.ValueType.BarType.EAN128;
// バーコードの値を設定します。(括弧を除いた値)
gcBarCode2.Value = "01149123456789013012101234";
// バーコードのテキスト値を設定します。
gcBarCode2.MessageVal = "(01)14912345678901(30)12(10)1234";

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