MESCIUS JPAddress for .NET 2.0J
移行について

旧バージョンのJPAddress for .NET 1.0Jを使用して作成したアプリケーションを本製品で使用する場合や、既存のプロジェクトにサービスパックを適用する場合は、次の手順でプロジェクトを移行する必要があります。

移行作業の前に:
  • 作業前に移行するプロジェクトのバックアップを作成してください。
  • 旧バージョンのVisual Studioで作成したプロジェクトは、、移行前に以下の手順でVisual Studioの変換ウィザードを実行し、対象となるフレームワークを.NET Framework 4.5.2以上に変更する必要があります。
    • 移行したいプロジェクトのプロジェクトファイル(*.vbproj、*.csproj)、またはソリューションファイル(*.sln)を移行先のバージョンのVisual Studioで開きます。「Visual Studio 変換ウィザード」が開始されるので画面の指示に従ってプロジェクトを変換します。

移行における手順を以下に解説します。以下は、1.0J(アセンブリバージョン:1.0.2012.1121)から2.0J(アセンブリバージョン:2.0.40XX.2012)に変更する例です。

2.0.40XX.2012は、製品アセンブリバージョンによって変わります。アセンブリバージョンについては製品付属のリリースノートを参照してください。
アセンブリバージョンに変更がない場合は、プロジェクトの移行作業は不要です。

Windowsアプリケーションの場合
  1. 旧バージョンで作成されたプロジェクト内に存在するライセンスファイル(licenses.licx)をメモ帳などで開き、"Version"を変更します。
    変更前
    GrapeCity.Win.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Win.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    
    変更後
    GrapeCity.Win.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Win.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    

  2. 変更されたライセンスファイルを保存します。
  3. プロジェクトファイル(.csprojまたは.vbproj)をメモ帳などで開き、各アセンブリの"Version”を変更します。
    変更前
    <Reference Include="GrapeCity.Win.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />
    
    変更後
    <Reference Include="GrapeCity.Win.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />
    

  4. 変更されたプロジェクトファイルを保存します。
  5. 移行先のバージョンのVisual Studioを起動し、移行対象となるソリューション(プロジェクト)を開きます。
  6. 参照設定に追加されている JPAddressのアセンブリバージョンが正しく反映されているか確認します。
  7. ソリューション(プロジェクト)のリビルドを行います。

ASP.NET Webアプリケーションプロジェクトの場合
  1. 旧バージョンで作成されたプロジェクト内に存在するライセンスファイル(licenses.licx)をメモ帳などで開き、"Version"を変更します。
    変更前
    GrapeCity.Web.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    
    変更後
    GrapeCity.Web.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    

  2. 変更されたライセンスファイルを保存します。
  3. プロジェクトファイル(.csprojまたは.vbproj)をメモ帳などで開き、各アセンブリの"Version”を変更します。
    変更前
    <Reference Include="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />
    
    変更後
    <Reference Include="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />
    

  4. 変更されたプロジェクトファイルを保存します。
  5. Web.configをメモ帳などで開き、<assemblies>セクションの記述を変更します。
    変更前
    <add assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0BA7528ECF28C40A"/>
    
    変更後
    <add assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0BA7528ECF28C40A"/>
    

  6. 変更されたWeb.configファイルを保存します。
  7. JPAddressを使用している画面の.aspxをメモ帳などで開き、<@ Register>ディレクティブの記述を変更します。
    変更前
    <%@ Register assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a" namespace="GrapeCity.Web.JPAddress" tagprefix="gc_jpaddress" %>
    
    変更後
    <%@ Register assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a" namespace="GrapeCity.Web.JPAddress" tagprefix="gc_jpaddress" %>
    

  8. 変更された.aspxファイルを保存します。
  9. 移行先のバージョンのVisual Studioを起動し、移行対象となるソリューション(プロジェクト)を開きます。
  10. 参照設定に追加されている JPAddressのアセンブリバージョンが正しく反映されているか確認します。
  11. ソリューション(プロジェクト)のリビルドを行います。

ASP.NET Webサイトの場合
  1. 旧バージョンで作成されたプロジェクト内に存在するライセンスファイル(licenses.licx)をメモ帳などで開き、"Version"を変更します。
    変更前
    GrapeCity.Web.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    
    変更後
    GrapeCity.Web.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    

  2. 変更されたライセンスファイルを保存します。
  3. Web.configをメモ帳などで開き、<assemblies>セクションの記述を変更します。
    変更前
    <add assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0BA7528ECF28C40A"/>
    
    変更後
    <add assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0BA7528ECF28C40A"/>
    

  4. 変更されたWeb.configファイルを保存します。
  5. JPAddressを使用している画面の.aspxをメモ帳などで開き、<@ Register>ディレクティブの記述を変更します。
    変更前
    <%@ Register assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a" namespace="GrapeCity.Web.JPAddress" tagprefix="gc_jpaddress" %>
    
    変更後
    <%@ Register assembly="GrapeCity.Web.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a" namespace="GrapeCity.Web.JPAddress" tagprefix="gc_jpaddress" %>
    

  6. 変更された.aspxファイルを保存します。
  7. 移行先のバージョンのVisual Studioを起動し、移行対象となるWebサイトを開きます。
  8. Visual Studioのソリューションエクスプローラでライセンスファイル(licenses.licx)を右クリックし、「ランタイムライセンスの作成」を実行します。
  9. Visual Studioのメニューから[ソリューションのリビルド] または [Webサイトのリビルド]を行います。
WPFアプリケーションの場合
  1. 旧バージョンで作成されたプロジェクト内に存在するライセンスファイル(licenses.licx)をメモ帳などで開き、"Version"を変更します。
    変更前
    GrapeCity.Windows.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    
    変更後
    GrapeCity.Windows.JPAddress.GcJPAddress, GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a
    

  2. 変更されたライセンスファイルを保存します。
  3. プロジェクトファイル(.csprojまたは.vbproj)をメモ帳などで開き、各アセンブリの"Version”を変更します。
    変更前
    <Reference Include="GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=1.0.2012.1121, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />
    
    変更後
    <Reference Include="GrapeCity.Windows.JPAddress, Version=2.0.40XX.2012, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ba7528ecf28c40a, processorArchitecture=MSIL" />
    

  4. 変更されたプロジェクトファイルを保存します。
  5. 移行先のバージョンのVisual Studioを起動し、移行対象となるソリューション(プロジェクト)を開きます。
  6. 参照設定に追加されている JPAddressのアセンブリバージョンが正しく反映されているか確認します。
  7. ソリューション(プロジェクト)のリビルドを行います。

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