ActiveReports 11.0J Serverユーザーガイド
ClickOnceエンドユーザーデザイナ

ClickOnceエンドユーザーデザイナは、帳票デザインアプリケーションであり、ActiveReports 11.0J Serverに配置されています。ClickOnceエンドユーザーデザイナでは、ページ/RDLレポート、セクションレポートの新規作成や、ActiveReports Serverにホスト済みのレポートの編集を行うことができます。

メモ: ClickOnceエンドユーザーデザイナは、Internet Explorerでのみ機能します。これは、Internet ExplorerだけがClickOnceテクノロジーに基づいているためです。

ClickOnceエンドユーザーデザイナにアクセスすることで、以下の操作を行うことができます。

ClickOnceエンドユーザーデザイナは、以下の要素で構成されています。

要素 名前 説明
設計画面では、レポートの新規作成、デザイン、編集を行うことができます。
設計画面

設計画面

デザイナ面 レポートのデザイナ面は、デフォルトでは空白のページとグリッド線が表示されています。ここに独自のレイアウトを作成し、各レポートコントロール・フィールドを配置して、データを表示することができます。
ルーラー

ルーラー

ルーラー ルーラーを使用することで、紙面上に出力した場合のレポートの外観を決定することができます。
各種デザイナタブ

各種デザイナタブ

各種デザイナタブ
  • [デザイナ]タブ
  • [スクリプト]タブ
  • [プレビュー]タブ
デザイナ面の下部に、3つのタブが配置されています。[デザイナ]タブではレポートレイアウトを作成し、[スクリプト]タブでは.スクリプトを記述してNET機能を実装し、[プレビュー]タブで結果を参照します。

 

ページタブ

ページタブ

ページタブ レポートレイアウトは、レイアウトページごとに外観を制御することができます。ページタブを使用することで、表示・編集するページの選択、新規ページの追加、既存ページの削除、ページの順番の入れ替え、ページの複製をすることができます。
各種デザイナ設定ボタン デザイナ設定ボタンは、デザイナ下部、デザイナタブの右横に配置されています。

[ガイドライン]: 移動中、またはリサイズ中のコントロール(またはデータ領域)からデザイナ面の端までの距離を表示することで、操作中のコントロールの位置確認を可能にします。

[グリッド線の非表示]: デフォルトでは、グリッド線とドットがデザイナ面上に表示されます。このボタンをクリックすると、グリッドを表示せずに、空白のページでレポートのデザインをすることができます。

[ドット]: このボタンをクリックすると、デザイナ面上の各グリッド線の間にドットを表示させて、コントロールの配置を補助します。

[副グリッド線]: このボタンをクリックすると、デザイナ面上の各グリッド線の間にうすい灰色の線を表示させて、コントロールの配置を補助します。

[スナップライン]: このボタンをオンにした状態で、ドラッグ中のコントロールがデザイナ面上の他のコントロールと整列した状態になると、スナップラインが表示されます。そこでコントロールをドロップすると、位置を他のコントロールと正確に合わせることができます。

[グリッド線にスナップ]: このボタンをオンにした状態で、ドラッグ中のコントロールがデザイナ面上のグリッド線と整列した状態になると、スナップラインが表示されます。そこでコントロールをドロップすると、位置をグリッド線と正確に合わせることができます。自由にコントロールを配置したい場合は、この設定をオフにします。

[選択モード]: このモードがオンのときにデザイナ面上のアイテムをクリックすると、そのアイテムが選択されます。[デザイナ]タブでのレポートの編集、データ結合、レポートアイテムのスタイルの設定に使用します。このモードを選択しているときは、矢印カーソルが表示されます。

[パンモード] : このモードをオンにすると、デザイナ面上の移動が楽に行えるようになります。ただし、デザイナ面上のコントロールの選択、編集、削除を行うことはできません。[パンモード]選択中は手のひらツールが表示され、左マウスボタンを押下してレポートを任意の位置にドラッグすることで、レポート内を移動することができます。

ズームバー [ズームバー]は、デザイナ面の右下に配置されています。スライダーを操作することで、デザイナ面の拡大・縮小が可能になります(スライダーはデフォルトでは100%に設定されています)。倍率は50%から400%まで拡大・縮小することができます。
[レポート]メニューでは一般的な帳票オペレーションにアクセスすることができます。
ファイル > 保存 [保存]ダイアログを開きます。
ファイル > 名前を付けて保存 [名前を付けて保存]ダイアログを開いて、新規作成したレポートを保存します。
ファイル > エクスポート
[エクスポート]ダイアログを開きます。
サーバー > サーバー共有データソース一覧 [サーバー共有データソース一覧]ダイアログを開いて、レポートの共有データソースを追加、編集、削除することができます。
サーバー > サーバー共有データセット一覧 [サーバー共有データセット一覧]ダイアログを開いて、 レポートの共有データセットを追加、編集、削除することができます。
レポート > レポートパラメータ [レポート]ダイアログの[パラメータ]ページを開いて、パラメータを追加、編集、削除することができます。
レポート > 埋め込み画像 [レポート]ダイアログの[画像]ページを開いて、レポートに埋め込む画像を選択することができます。一覧に画像を追加すると、[レポートエクスプローラ][埋め込み画像]ノードの下に表示されます。
レポート > マスターレポートに変換(RDLレポートのみ) マスターレポートに変換
RDLレポートをマスターレポートに変換します。マスターレポートが適用されるとこのオプションはなくなり、[マスターレポートの設定]が表示されます。
レポート > レポートのプロパティ [レポート]ダイアログの[全般]ページが開かれ、レポートコンテンツの作成者、プロパティ、レポートの説明、ページヘッダ、ページフッタ、グリッド幅などのプロパティを設定します。
レポート > スタイルシートの編集 [新規スタイル - スタイルシートの編集]ダイアログを開いて、レポートのスタイルを制御することができます。
レポート > マスターレポートの設定(マスターレポートのみ) [開く]ダイアログを開いて、マスターレポート(RDLX-マスターファイル形式)を選択し、現在のプロジェクトを適用します。

レポート > ビュー

  • デザイナ
  • スクリプト
  • プレビュー
[デザイナ][スクリプト][プレビュー]タブを開きます。
レポート > ページヘッダ(RDLレポートのみ) レポートの[ページヘッダ]のトグルをオン、あるいはオフにします。
レポート > ページフッタ(RDLレポートのみ) レポートの[ページフッタ]のトグルをオン、あるいはオフにします。
ツールバーは各種ボタンやドロップダウンリストから成り、頻繁に使用されるコマンドの機能を提供します。
テキスト装飾 この一連のボタンには次のものが含まれます。フォント名サイズスタイル太字斜字下線前景色背景色 
テキスト配置 この一連のボタンには次のものが含まれます。左揃え、中央揃え、右揃え、両端揃え
レイアウトの編集 この一連のボタンには次のものが含まれます。縮小、拡大、ズーム
コントロールの配置 この一連のボタンには次のものが含まれます。グリッドにあわせて整列左揃え右揃え上揃え上下中央整列下揃え
コントロールのリサイズ この一連のボタンには次のものが含まれます。幅を揃える高さを揃える同じサイズに揃えるグリッドのサイズに揃える
コントロール間隔 この一連のボタンには次のものが含まれます。左右の間隔を均等にする左右の間隔を広くする左右の間隔を狭くする左右の間隔を削除する上下の間隔を均等にする上下の間隔を広くする上下の間隔を狭くする上下の間隔を削除する
zオーダー配置 この一連のボタンには次のものが含まれます。最前面へ移動最背面へ移動
RichTextBoxコマンド この一連のボタンには次のものが含まれます。箇条書きインデントインデント解除
レポートエクスプローラでは、レポート要素の一覧をツリービュー形式で表示します。各ノードがレポート要素を表しています。
レポートエクスプローラ
  • ドキュメントアウトライン
    • 各レポートページ(またはRDLレポートの本文)                               
      • ページ上の各コントロール 例:
        • BandedList
        • Tablix
        • Table
  • データソース
    • データソース(複数追加可能: 追加にはこのノードを右クリックします)
      • データセット(追加には[データソース]ノードを右クリックします)
        • フィールド(レポート上、またはデータ領域にドラッグします)
      • 追加のデータセット(複数追加可能)
  • パラメータ(このノードを右クリックして、追加します)
  • 埋め込み画像(右クリックして、追加する画像を参照します)
  • 共通フィールド(レポート上にドラッグして、テキストボックス内に値を表示します)
ツールボックスは、レポートで使用可能なコントロールを一覧表示します。
RDLレポート RDLレポートのツールボックスは、以下のコントロールで構成されています。
  • FormattedText
  • Image
  • Line
  • List
  • Map
  • Shape
  • Sparkline
  • Subreport
  • Table
  • TableOfContents
  • Tablix
  • TextBox
ページレポート ページレポートのツールボックスは、以下のコントロールで構成されています。
  • BandedList
  • Barcode
  • Bullet
  • Calendar
  • Chart
  • Checkbox
  • Container
  • FormattedText
  • Image
  • Line
  • List
  • Map
  • OverflowPlaceHolder
  • Shape
  • Sparkline
  • Table
  • TableOfContents
  • Tablix
  • TextBox
セクションレポート セクションレポートのツールボックスは、以下のコントロールで構成されています。
  • Label
  • TextBox
  • CheckBox
  • RichTextBox
  • Shape
  • Picture
  • Line
  • PageBreak
  • Barcode
  • SubReport
  • Chart
  • ReportInfo
  • CrossSectionLine
  • CrossSectionBox
プロパティウィンドウは、ページ、セクション、データ領域、コントロール、レポートのプロパティへのアクセスを提供します。
[プロパティ]ウィンドウ いずれかのプロパティを選択すると、ウィンドウの下にそのプロパティの説明が表示されます。デフォルトでは、このウィンドウはデザイナ面から見て右下に表示されます。
レイヤー一覧ウィンドウは、レポートに設定されているレイヤーを一覧表示します。レイヤーは、コントロールの名前付きグループと考えることができます。レイヤー機能は、ページレポート、RDLレポートでサポートされています。
[レイヤー一覧]ウィンドウ この機能では、一連のコントロールのグループのロック、またはロックの解除、レイヤーの追加・削除、表示・非表示を設定することができます。レポートを新規作成すると、「default」レイヤーがレポートに自動で追加されます。              

この機能は、スキャンした書式をレイヤーとしてレポートに配置し、トレースして使用する場合などに有効です。

レポートライブラリウィンドウは、他のレポートで再利用可能なレポートパーツへのアクセスを提供します。
[レポートライブラリ]ウィンドウ [レポートライブラリ]ウィンドウは、他のレポートで再利用可能なレポートパーツへのアクセスを提供します。               

ActiveReports Server上にホストされたレポートのレポートパーツも利用可能です。たとえば、Report1のChart、Tablixデータ領域と、Report2のTableデータ領域を使用して、レポートを新規作成するといったことができます。

 

関連トピック

 

 


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