ActiveReports 11.0J Server管理者ガイド
Webサービス

重要: 本トピックで紹介しているWebサービスを使用してのActiveReports 11.0J Serverとの連携方法は、ActiveReports 9.0J Serverとの互換性のために残されています。新規でActiveReports 11.0J Serverとの連携するアプリケーション等を開発する場合は、REST APIを使用してください。

ActiveReports 11.0J Serverをインストールすると、利用者ポータルと管理者ダッシュボードへのアクセスを提供するASP.NET Webサイトが実行されます。このWebサイトのルートは次の場所にあります。

C:\ActiveReports 11.0J Server\Site\

このSiteフォルダにReportService.svcファイルがあります。これにより、レポートサービスを呼び出してアクセスすることができます。

重要: 仮想ディレクトリを使用する場合は、crossdomain.xmlファイル(C:\ActiveReports 11.0J Server\Siteにあります)を親アプリケーションのフルルートにコピーする必要があります。crossdomain.xmlファイルが仮想ディレクトリのみに存在する場合は、レポートをプレビューしようとしたときにセキュリティサンドボックス侵害が発生します。

これらの各Webサービスファイルには、ActiveReportsのいずれかのファイルタイプに遭遇したときに呼び出しをActiveReports 11.0J Serverに振り向けるようASP.NETに指示するコードが含まれています。

ActiveReports 11.0J ServerのいずれかのWebサービスを使用するには、何らかのクライアント(たとえば、コンソールアプリケーション)を作成し、サービスアドレスを指すサービス参照を追加します。既定のサービスアドレスは次のとおりです。

http://localhost/ReportService.svc

メモ: 異なるサイトポートを入力した場合は、localhostの後にその値を入力します。
例:http://localhost:8080/ReportService.svc

[サービス参照の追加]ダイアログで、正しいアドレスを入力して[移動]をクリックし、表示されたサービスを選択すると、使用可能な操作が右側のペインに表示されます。

ASP.NETの応答は、WebサービスURLへのアクセス方法によって異なります。

サービス参照を追加すると、Visual Studioは、次のように末尾に?WSDLを付加してそのURLを呼び出します。

http://localhost/ReportService.svc?wsdl

WSDL(Web Service Description Language: Webサービス記述言語)は、Webサービスで使用可能なメソッドと引数を記述したXMLであり、コードからアクセスできるクラスをVisual Studioがどのように生成するかを表します。

Webサービスの動作を確認するには、製品サンプルを参照してください。製品サンプルは、デフォルトで以下の場所にインストールされています。

C:\ActiveReports 11.0J Server\SDK\Samples

 

 


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