GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
データ領域のFixedSizeプロパティの設定

ページレポートのFixedSizeプロパティは、データ領域が実行時に占める正確な高さまたは幅(あるいはその両方)を設定するために使用します。このプロパティを使用して、各ページに表示するレコードの数を制御することができます。

表示するレコードの数がFixedSizeに収まらない場合、残りのレコードは次のページに表示されます。ただし、データ領域にバインドされたOverflowPlaceHolderコントロールが同じページにある場合は、OverflowPlaceHolderコントロールが配置されている位置に残りのレコードが表示されます。データ領域をOverflowPlaceHolderにリンクすると、このコントロールのSizeプロパティの値はリンク先のデータ領域のSizeから取得されます。ページレポートの要件に応じて、OverflowPlaceHolderコントロールのSize(HeightおよびWidth)プロパティの値を変更することも可能です。

注意: OverflowPlaceHolderのSizeを変更するとき、リンク先のデータ領域のSizeより小さい値にすることはできません。

FixedHeightおよびFixedWidthプロパティの使用方法は、使用しているデータ領域によって異なります。たとえばTableデータ領域では、表示するデータが増えるとTableコントロールは常に縦方向に拡大するため、FixedHeightプロパティのみが意味を持ちます。それに対してTablixデータ領域では、データが増えると縦横の両方向にコントロールが拡大するため、FixedHeightプロパティとFixedWidthプロパティの両方が意味を持ちます。

次の表は、FixedSizeプロパティを含むコントロールの一覧と、各コントロールがFixedHeightプロパティとFixedWidthプロパティのどちらを(あるいは両方を)サポートしているかを示しています。

データ領域 サポートされているプロパティ
Table FixedHeight
Tablix FixedHeightとFixedWidthの両方
List FixedHeight
BandedList FixedHeight
Calendar FixedHeight

FixedSizeプロパティを設定する

データ領域のFixedHeightおよびFixedWidthプロパティは、[プロパティ]ウィンドウを使用して手動で設定することができます。また、データ領域の周囲に表示されるサイズ変更ハンドラを使用してFixedSizeを設定することもできます。

[プロパティ]ウィンドウを使用してFixedSizeを設定するには、以下の手順を行います。

  1. Visual Studioのツールボックスから、データ領域(ListやTableなど)をデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。
  2. デザイナ面上でデータ領域をクリックして選択し、[プロパティ]ウィンドウに移動します。
  3. [プロパティ]ウィンドウでFixedSizeプロパティノードを展開し、HeightWidthに値を入力します。

サイズ変更ハンドラを使用してFixedSizeを設定するには、以下の手順を行います。

  1. Visual Studioのツールボックスから、ListやTableなどのデータ領域をデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。データ領域の周囲にサイズ変更ハンドラが表示されます。
  2. サイズ変更ハンドラをマウスでドラッグして、データ領域のFixedSizeの範囲を設定します。

 

 


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