GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
スクリプト
ActiveReportsでは、.vb、または.csファイルを使用せずに、スクリプトを使用してレポートに機能を追加することができます。スクリプトのコードは、RPX(xml)ファイルに保存したレポートに格納可能です。この機能により、.vbファイルや.csファイルを必要としない、スタンドアロンのレポートを作成することができます。 RPXファイルに保存されたスクリプトは、後からレポートをロードした時に実行され、デザイナを使用せずに直接ビューワコントロールにレポートを表示することができます。RPXファイルにスクリプトを格納することは、配布されたレポートを、リコンパイルせずに更新することを可能にします。

[スクリプト]エディタ

[スクリプト]エディタにアクセスするには、デザイナ面の下の[スクリプト]タブをクリックします。スクリプトタブでは、[オブジェクト][イベント]の2つのドロップダウンがあります。

[スクリプト]エディタのイベントにスクリプトを追加することができます。イベントを選択すると、[スクリプト]エディタはイベント処理メソッドを作成します。

レポートのScriptLanguageプロパティを使用し、使用したいスクリプト言語を選択することができます。

スクリプト言語の選択

また、Scriptプロパティを使用し、実行時にスクリプトを追加することができます。

注意: RPXファイルは任意のテキストエディタで表示可能なため、プロジェクトに接続文字列などの機密情報を追加するには AddCodeメソッド、またはAddNamedItemメソッドを使用する必要があります。

スクリプトに関する重要な概念

スクリプトとコードで指定するイベント処理メソッドの違い

スクリプトとコードでは、イベント処理メソッドに異なる構文が使用されます。コードではPrivate修飾子が使用され、スクリプトエディタではPublic修飾子が使用されます。

次の例は、ReportStartイベントをコードとスクリプトエディタで指定する方法を示します。

Visual Basicのスクリプトとコードの例

C#のスクリプトとコードの例

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