GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
XMLへの描画

XMLは他のアプリケーションに提供するのに便利な形式であり、作成されたXMLファイルはインターネットブラウザで開くことができます。レポートをこの形式でエクスポートするには、XmlRenderingExtensionを使用します。

レポートをXMLでエクスポートするには、以下のアセンブリへの参照をプロジェクトに追加します。

レポートをXML形式でエクスポートする方法の一例を以下に示します。

  1. 新規プロジェクトとして「ページレポート(またはRDLレポート)アプリケーション」を作成します。詳細な手順については、「ActiveReportsアプリケーションを追加する」を参照してください。
  2. プロジェクトにGrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.v12.dllアセンブリへの参照を追加します。
  3. Form.cs(またはForm.vb)を開き、タイトルバーをダブルクリックしてForm_Loadイベントを作成します。
  4. 以下のコードをForm_Loadイベント内に追加します。アプリケーションを実行すると、デフォルトで一意な名前のファイルが新規作成されます。
Visual Basicコード(Form Loadイベント内に貼り付けます。)
コードのコピー
' 描画するページレポートを指定します。
Dim report As New GrapeCity.ActiveReports.PageReport()
Dim reportDocument As New GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(report)

' 出力先のディレクトリを作成します。
Dim outputDirectory As New System.IO.DirectoryInfo("C:\MyXml")
outputDirectory.Create()

' エクスポートの各種設定を行います。
Dim xmlSetting As New GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Page.Settings()

' RenderingExtensionを使用し、レポートをエクスポートします。
Dim xmlRenderingExtension As New GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Page.XmlRenderingExtension()
Dim outputProvider As New GrapeCity.ActiveReports.Rendering.IO.FileStreamProvider(outputDirectory, "Sample")

' 出力ファイルがすでに存在する場合は上書きします。
outputProvider.OverwriteOutputFile = True

reportDocument.Render(xmlRenderingExtension, outputProvider, xmlSetting)
C#コード(Form_Loadイベント内に貼り付けます。)
コードのコピー
// 描画するページレポートを指定します。
GrapeCity.ActiveReports.PageReport report = new GrapeCity.ActiveReports.PageReport();
GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument reportDocument = new GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(report);

// 出力先のディレクトリを作成します。
System.IO.DirectoryInfo outputDirectory = new System.IO.DirectoryInfo(@"C:\MyXml");
outputDirectory.Create();

// エクスポートの各種設定を行います。
GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Page.Settings xmlSetting = new GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Page.Settings();

// RenderingExtensionを使用し、レポートをエクスポートします。
GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Page.XmlRenderingExtension xmlRenderingExtension = new GrapeCity.ActiveReports.Export.Xml.Page.XmlRenderingExtension();
GrapeCity.ActiveReports.Rendering.IO.FileStreamProvider outputProvider = new GrapeCity.ActiveReports.Rendering.IO.FileStreamProvider(outputDirectory, "Sample");

// 出力ファイルがすでに存在する場合は上書きします。
outputProvider.OverwriteOutputFile = true;

reportDocument.Render(xmlRenderingExtension, outputProvider, xmlSetting);

XMLエクスポート(描画拡張機能)のプロパティ

ActiveReportsには、レポートをXMLにどのようにエクスポートするかを制御するオプションが用意されています。

プロパティ 説明
Encoding XML変換に使用するエンコードスキーマを設定します。
XslStylesheet 作成されたXMLファイルの変換に使用する既存のXSLスタイルシートファイルを選択します。
メモ: XslStylesheetオプションを使用するときは、必ずファイルを正しいファイル形式(HTMLなど)で保存してください。

XML出力の制御

個々のレポートコントロールの以下のプロパティによってXML出力を制御することも可能です。

対話的な機能

レポートをXMLにエクスポートするとき、ドリルダウンデータは、展開された状態でエクスポートしたかどうかにかかわらず、すべて表示されます。これ以外の対話的な機能は、XML形式ではサポートされていません。

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