GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
レポートのリンク操作

様々なリンクを使用することで、レポートにおける対話的な操作を強化することができます。ActiveReportsでは、ブックマーク、ハイパーリンク、ドリルスルーリンクといった機能を提供しています。

以下は、ページレポート、RDLレポート、セクションレポートで作成可能なリンクについて説明します。

ページレポート/RDLレポート

ハイパーリンク

ハイパーリンクをクリックすると、システムのデフォルトブラウザを開き、Webページへ移動します。ページレポート、RDLレポートでは、TextBoxコントロール、Imageコントロール、Chartコントロール、CalendarコントロールおよびMapコントロールにハイパーリンクを設定することにより、レポートからWebページにアクセスすることができます。詳細については、「ハイパーリンクの追加」を参照してください。

ハイパーリンクは、ページレポート、またはRDLレポートをビューワでプレビューするか、HTMLPDFRTFExcel形式にレポートをエクスポートする際に表示されます。描画拡張機能を使用してレポートを描画すると、Word、HTML、PDF形式でもハイパーリンクを表示することができます。

ブックマーク

ブックマークのリンクは、ハイパーリンクと似ていますが、ハイパーリンクのようにウェブページにリンクするのではなく、レポート内の別の場所に移動します。ブックマークのリンクを作成するには、移動先のコントロールにブックマークIDを設定する必要があります。詳細については、「ブックマークの追加」を参照してください。

ブックマークは、ページレポート、またはRDLレポートをビューワでプレビューするか、描画拡張機能を使用してWord、HTML、PDF形式に描画する際に表示されます。

ドリルスルーリンク

ドリルスルーリンクでは、詳細情報を持つ別のレポートへ移動することができます。ハイパーリンクとして表示されるドリルスルーリンクを使用し、レポートを別のレポートにリンクさせることができます。また、リンクによって呼び出されるパラメータをレポートに渡すような複雑なリンクを作成することができます。

ドリルスルーリンクは、ページレポート、またはRDLレポートをビューワでプレビューするか、描画拡張機能を使用してHTML形式で描画する際に表示されます。

メモ: HTML形式において、ドリルスルーリンクを正しく動作させるには、エクスポートされたレポートを同じディレクトリに配置し、エクスポート元のレポートと同じ名前に設定する必要があります。

セクションレポート

ハイパーリンク

ハイパーリンクをクリックすると、システムのデフォルトブラウザを開き、Webページへ移動します。Label、TextBox、Picture、OleObjectコントロールにあるHyperLinkプロパティを設定することにより、レポートからWebページにアクセスすることができます。HyperLinkプロパティを使用し、メールを開いたり、ブックマークへ移動することもできます。詳細については、「ハイパーリンクの追加 」を参照してください。

ハイパーリンクは、セクションレポートをビューワでプレビューするか、HTMLPDFRTFExcel形式にレポートを描画する際に表示されます。

ブックマーク

ブックマークリンクは、ハイパーリンクと似ていますが、ハイパーリンクのようにウェブページにリンクするのではなく、レポート内の別の場所に移動します。フィールド、グループ、サブレポートに対して設定したブックマークとネストされたブックマークは、見出しマップで表示されます。また、実行時に特定のブックマークを追加することもできます。ハイパーリンクを使用すると、ページレポート/RDLレポートのドリルスルー機能と同様の動作を実現することができます。詳細については、「ブックマークの追加」を参照してください。

ブックマークは、セクションレポートをビューワでプレビューするか、HTMLPDFRTFExcel形式にレポートを描画する際に表示されます。

メモ: レポートをHTML形式にエクスポートすると、エクスポートされたファイルのフォルダ内に「*.TOC」が作成されます。このファイルを使用し、設定されたブックマークの位置へ移動することができます。

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