GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
フィルタ

ActiveReportsのページ形式のレイアウトでは、データソースから取得済みのデータに対してフィルタを設定することで、データセット、またはデータ領域において、ユーザーに表示する情報を制限することができます。

パフォーマンスの面から見ると、データを元からフィルタするクエリのパラメータは効率的ですが、フィルタを設定することが有効な場合もあります。たとえば、データソースがパラメータをサポートしていない場合に有効です。また、ユーザーが単一のレポートで、複数のデータビューを使用する場合にも有効です。

以下のように、[フィルタ]ページ、またはタブで、フィルタを設定することができます。

フィルタは、次の3つの要素から構成されています。

たとえば、Reels.mdbデータベースのMoviesテーブルのデータセットに =Fields!YearReleased.Value = 1997 というフィルタを適用した場合、=Fields!YearReleased.Valueは式で、=は演算子、1997は式の結果と比較する値となります。詳細については、「フィルタの設定」を参照してください。

In演算子とBetween演算子を設定し、複数の値を使用することができます。Between演算子を設定すると、中央に「And」が表示され、もう1つの値を入力するための式のフィールドが有効になります。以下のテーブルでは、フィルタで使用可能な演算子の一覧を示します。

フィルタの演算子

フィルタ 解説
Equal 左側の値が右側の値と等しいデータが選択されます。
Like 左側の値が右側の値と同様のデータが選択されます。Like演算子の詳細情報については、「MSDNサイト」を参照してください。
NotEqual 左側の値が右側の値と等しくないデータが選択されます。
GreaterThan 左側の値が、右側の値より大きいデータが選択されます。
GreaterThanOrEqual 左側の値が、右側の値以上であるデータが選択されます。
LessThan 左側の値が、右側の値より小さいデータが選択されます。
LessThanOrEqual 左側の値が、右側の値以下であるデータが選択されます。
TopN 右の値で指定された最上位数であるアイテムのみが左側の値から選択されます。
BottomN 右の値で指定された最下位数であるアイテムのみが左側の値から選択されます。
TopPercent 右の値で指定された最上位パーセントであるアイテムのみが左側の値から選択されます。
BottomPercent 右の値で指定された最下位パーセントであるアイテムのみが左側の値から選択されます。
In 右の値で指定された値の配列にあるアイテムのみが左側の値から選択されます。この演算子は、下の[値]リストを有効にします。
Between 右側に指定する値のペアの間に入るアイテムのみが左側の値から選択されます。この演算子を選択すると、1つではなく2つの[値]ボックスが有効になります。
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